出版評論〜blog版

評論家の大内明日香が出版業界その他いろいろ語るblog
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「トンデモ本大賞に来ないで欲しい」と言われました
 昨日、唐沢俊一さんから連絡があり、「トンデモ本大賞に本を売りに来ないでほしい」と言われました。

 「どうしてですか?」
 「会の円滑な運営のためです。トラブルの種はできるだけ持ち込みたくない。きみだってと学会には世話になっているだろう」(要約)

 ええ、と学会さんには世話になっているところもありますが、外部協力者としてはこちらだっていろいろご協力しているつもりです。
 なにより、「一個人としての大内明日香」と「ノミネート作品の著者としての大内明日香」は、べつです。

 他のノミネート作品の関係者は来ている(こともある)のに、なぜ、私だけダメなんでしょう。
 別に、と学会関係の場所でトラブルになった経験は一度もありません。
 と学会の例会とかも普通にお邪魔したりしてますし。

 要は、「大内明日香にどうしても来て欲しくない人がいる」らしいです。

 ああそうですか。
 それでは、あなたがたとしては、「お前は来るな。だけど、お前のいないところで、俺たちはお前の本を思う存分コケにするから」ということなんですね。

 え〜。
 それって、どうなの〜?と思うわけですよ。

 唐沢さんは「と学会ウォッチャーがおもしろがって来るかもしれないし、そういう騒ぎは避けたい」(要約)ともおっしゃいました。

 何をいまさら。

 こういう活動をしているんだから、ウォッチャーがいっぱいいるのは当然ではないですか。
 関係者の本をノミネート(予定)したんだから、当人が来るのは当然想定される事態ではないですか。当然それにともなう混乱があるのは覚悟の上なんじゃないの?

 で、「来るな」と。

 唐沢氏の名誉のために言っておきますが、「だけど、きみが、一般入場者として来るとしたら、誰にも止めることはできない」とも言っていました。

 そこで、まあいろいろ考えたのですが、一般来場者としても、行くのはやめました。
 入り口で止められる可能性はゼロではないので。

 現場で本を売れるかどうかも微妙な感じなので、トンデモ本大賞に行かれる方は、事前に本を買っていただくのがいいかもしれません。

 トンデモ本大賞に行かないかわりに、私は「あること」を決意しました。
 まあ、大したことではないかもしれませんが、ある一定の方々にとってはものすごくおもしろい内容かもしれませんね。
 それは、6月19日くらいにお知らせできるかと思います。お楽しみに。
 (というか、唐沢さんが日記に書いちゃうかもね)

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コメント:というわけで、予習なさる方はどうぞ(笑)。トンデモ本大賞ノミネート(予定)作品です。立ち読みでもかまいませんが、たぶん、あんまり書店さんには並んでいないと思います。

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