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【千葉】

結城氏が出馬表明 千葉市長選 3人目の候補予定 共産公認の元市議

2009年5月27日

 千葉市発注の道路工事をめぐる汚職事件で、収賄罪で起訴された前市長鶴岡啓一被告(69)が辞職したことに伴う市長選(三十一日告示、六月十四日投開票)に、元市議結城房江氏(65)が二十六日、共産党公認での立候補を表明した。立候補予定者は三人目。

 結城氏は、立候補の動機について「金権腐敗の政治を正さなければいけない。税金を大型開発優先ではなく、市民の暮らしや安全などのために使っていくべきだ」と述べた。

 結城氏は一九七五年から市議を連続七期務め、前回市長選には共産党推薦で立候補した。

 同党は、野党共闘を呼び掛ける市民団体の協議に参加し、いったんは共闘に合意。しかし、市民団体が支援を決めた立候補予定者は「民主色が強い」と難色を示し離脱した。

 市長選にはいずれも無所属新人の前副市長林孝二郎氏(63)=自民、公明、連合千葉推薦、市議熊谷俊人氏(31)=民主、市民ネット、新社会推薦、社民県連支持=が立候補を表明。告示まで一週間を切り、事実上の一騎打ちとみられる二氏に、結城氏がどこまで迫れるかが課題になりそうだ。

  (宮崎仁美)

 

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