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同僚女性殺害で２審も懲役２６年 北海道、元小学校職員
26日18時18分
北海道せたな町立島歌小学校で昨年１月、職員田村亜衣子さん＝当時（２４）＝を殺害したとして殺人などの罪に問われた同校元事務職員福士昌被告（２３）の控訴審判決で、札幌高裁の小川育央裁判長は２６日、懲役２６年の１審函館地裁判決を支持、検察、弁護側双方の控訴を棄却した。
判決理由で小川裁判長は「犯行態様の冷酷さ、残忍さは際立っており、１審判決の量刑が重すぎて不当であるとはいえない」とした一方、「強盗殺人罪に匹敵する」との検察側主張については「類型的に異なるのは明らかだ」と述べた。
判決によると、福士被告は２００７年９-１２月、旅費の払い戻しを装い校長名義の通帳を使って信用金庫から計約２１万円を詐取。さらに校長が旅費を使い込んで田村さんを殺害の上、自殺したと偽装しようと計画。０８年１月３１日朝、校内で田村さんの頭を金づちで殴るなどして殺害した。校長に対しては、絞殺に使うロープなどの準備にとどまった。
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