傷害容疑で逮捕の警部補、盗み目的と供述

　飲食店店員を金切りばさみで切りつけ軽傷を負わせたとして、傷害容疑で現行犯逮捕された大阪府警吹田署地域課の警部補古川英生容疑者（４６）が「盗み目的で行った。ドアをこじあけている時に見つかり、殴って逃げた」と供述していることが２６日、分かった。府警が明らかにした。

　古川容疑者は「今年に入って数件、店舗などで金を取った」とも供述。府警は裏付けを進める。

　逮捕容疑は２６日早朝、大阪府交野市私部３丁目の中華料理店前で、店員の頭をはさみで切りつけた疑い。通報で駆け付けた枚方署員が逮捕した。

　府警によると、現場に金切りばさみのほかバールや携帯用バーナー、リュックサックなどが残されていた。バーナーで焼いた扉のアルミ部分を金切りばさみで切って穴を開け、内側から扉を開く手口だったとみられる。

　同店前には盗難の届けが出ているミニバイクも放置されており、関連を調べる。（共同）

　［2009年5月26日23時7分］