2009/05/19(火) 09:45:35 [国思うアンケート]

みなさまのご協力に感謝

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「どちらが首相にふさわしいと思いますか?」との問いに「麻生太郎」が大勢を占める。この5月17日、18日の足かけ2日間(計27時間)の間に、表題の読者アンケートを実施させていただいた。集計結果について、小稿の場を借りて報告する。博士の独り言/写真は、同アンケートの結果をもとに参照のため引用
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「麻生太郎」が93%超

 表題のアンケートについて、日曜夜から週明けにもかかわらず、投票にご協力いただき感謝する。同アンケートは、先に報道(17日)の、「16、17両日に実施した全国緊急電話世論調査」(先稿で参照)を受けて、果たして、ブログ「博士の独り言」の読者はどうお感じであるか、とふと思い立ち、アンケートをお尋ねしたものである。共同通信社の世論調査結果では、云く、「鳩山由紀夫新代表が「どちらが首相にふさわしいか」との質問で43・6%と、麻生太郎首相の32・0%を11・6ポイント上回った。4月下旬の調査では、首相が小沢一郎前代表を13・7ポイントリード、代表交代の「効果」が表れたといえる」と伝えている。

 同様に、実質的な二択で回答をお尋ねする方法で、投票の目安を「5月17日午後8時30分〜18日同時刻まで(24時間)」とさせていただき、投票(重複投票は自動禁止)をお願いしたところ、多数の投票をいただき、時限を過ぎても、投票数が増加し続けていたため少々延長。同日の午後11時半までを集計に入れさせていただいたところ、総計で2,983票(有効投票数も 2,983票)の投票をいただいた。結果は、1位は、「麻生太郎」で 2,786票(得票率93.4%)、2位は「鳩山由紀夫」で 174票(同5.8%)(いずれも敬称略)となり、次いで、「わからない」が 23票(同0.8%)となった。

 あくまでも、ブログの読者アンケートに過ぎないが、「麻生太郎」(現総理)に投票が集まった事由は、現総理の就任以来の実績と無休のスタンスなどを、ネットではよく知る人が基本的に多かったためではないか、と思われる。まして、いかなる団体にも無縁な「博士の独り言」のアンケートで、現総理に対して、93%を超える支持が集まった点に、今後に向けて、小ブログも貴重な参考とさせていただくべき要素がある。

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小沢氏の「代表代行」就任を知っていての紙面調査

 なお、この5月18日朝刊の各紙面トップでは、上記の共同通信社の「緊急調査」を受けたかの各紙「独自」の世論調査の結果を配している。朝日新聞の「調査(5月16、17日)」では、民主党の代表が鳩山由起夫氏に交代したことによって、「「比例は民主」回復38%」「鳩山体制に期待47%」とし、「どちらが首相にふさわしいかでは、麻生首相29%に対し、鳩山代表が40%でリードした」と記している。

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朝日新聞記事(切り抜き)5月18日朝刊(1面)
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 同日の毎日新聞の「全国世論調査(5月16、17日)」は、「首相にふさわしいのは?」と記し、「麻生首相」が21%、「鳩山代表」が34%と記している。「麻生総理を支持しますか?」の設問もあり、「支持24%」、「不支持58%」と記されている点が興味深い。

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毎日新聞記事(切り抜き)5月18日朝刊(1面)
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 興味深い点は、各紙が、なぜ、かくも同時多発的に同様の内容の世論調査を実施できるのか、との疑問にある。また、その実施時期は、小沢一郎氏の「代表代行」就任(17日)のほぼ直前という、微妙なタイミングにあったことだ。各紙面の「世論調査」に先行した共同通信社の調査でさえ、「小沢氏の党内影響力に関して「ある程度残る」「かなり残る」との見方を計82.4%に達し、国民の間に「二重権力構造」への疑念が根強いことをうかがわせた」とあり、朝日、毎日両紙の調査が、この民主党の党内人事が固まった(17日)後の実施であれば、果たして、回答傾向はどうであったか、と窺わせる要素を残した。言葉を換えれば、上記の「世論調査」は、「院政」との指摘がある小沢氏の「代表代行」就任の情報をあらかじめ得ていての、火事場の泥棒的な調査であった、との疑義も窺わせるものではないか。

 読売紙面(18日朝刊)では、同様に、世論調査を行った、とする結果をトップに配している。「鳩山代表「期待せず」53%」としながらも、同じく「首相にふさわしいのは」「麻生首相31%」「鳩山代表42%」と記している。そもそも、民主党の代表に就任したばかりの鳩山由起夫氏が、「首相にふさわしい」人物であるか、否かを問うこと自体が「ふさわしい」のか(要旨)、との英邁な指摘を読者からいただいていたが、まったく同感の思いである。国民の生活に直接関係する要素は、政治家や政党への「期待」よりも「実績」であり、また、あえて「期待」を問うとすれば、「実績」にもとづく調査であるべきではないか。その「実績」を詳しく報道せず、ひたすらに、印象や期待に牽引された政局イメージの報道に偏りがちな新聞報道の傾向を、あらためて確認させていただた次第である。

 
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読売新聞記事
(切り抜き)5月18日朝刊(1面)

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■ 主な関連記事:

首相にふさわしい人は、どちら? 2009/05/17 
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【筆者記】

 産経新聞は調査は行わず、小沢氏の「代表代行」就任を淡々と報ずる内容を一面に配していた。あくまでも新聞4社の一記事の比較に過ぎないが、日中新聞社協定の傘下にある前3社と、その傘下にはない産経紙面の報道傾向を比較する参考ともさせていただいた。とあれば、同じような「世論調査」の、同時多発的な実施の背景も、その設問内容に観られる共通性についても、その判りやすくなるのではないか。以上、雑感ながら、読者アンケートの、結果の一部を報告する。
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  読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、小稿を新たにアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメント、メッセージをいただき感謝します。一 日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可 欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。

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