ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 熊本 > 記事です。

熊本

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

県教委:3人を懲戒処分 わいせつメールの元参事は免職 /熊本

 県教委は12日、わいせつ図画頒布の罪で略式命令を受けた体育保健課の田尻史郎参事(38)を懲戒免職にするなど3人の懲戒処分を発表した。

 教育政策課によると、田尻元参事は女性問題のこじれから昨年9月、県立高校の男性事務職員をおとしめようと職員の名前をかたって、別の高校の女性事務職員5人にわいせつなメールを送った。今年2月、わいせつ図画頒布と男性事務職員に対する名誉毀損の疑いで県警に逮捕され、3月中旬に罰金20万円の略式命令を受けた。

 さらに県教委の事情聴取で、06年8月から2年以上にわたり、男性事務職員の自宅や子どもが通っている中学校などに、嫌がらせの匿名手紙を送るなどしていたことが判明した。

 その他の処分は、自宅パソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を通じて、行政上の文書や個人情報を含む私的文書を流出させた文化課の課長級職員(50)を減給10分の1(1カ月)▽児童の頭をオセロ盤でたたき、2針縫うけがをさせた天草市立二浦小の男性教諭(45)を戒告--の2人。

  ◇  ◇

 二浦小の件では、同小のPTA会長やけがをした児童の父親らが同日、県教委を訪れ、全保護者41人と地域住民1514人の署名を添えて、処分の軽減を求める嘆願書を提出した。

 父親は「家でのしつけができていなかった。とても良い先生なので、助けてあげたい」と話した。応対した山本隆生教育長は「けがをさせたことはあってはならないことであり、しっかりけじめをつけたい。ただ、皆さんの思いはありがたいし、そうした信頼のうえに立ってさらに良い教育につなげていきたい」と述べた。【笠井光俊】

毎日新聞 2009年5月13日 地方版

熊本 アーカイブ一覧

 
郷土料理百選
地域体験イベント検索

おすすめ情報