将 棋 の 話
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隠れファン

 奈良へ行った折、西大寺近くの喫茶店と食事をした店をご紹介します。
 近鉄の西大寺駅が最寄駅ですが、とても歩いては行けないところです。どちらも秋篠の森の中にあります。

 先ずは喫茶店から。
DAY BY DAY
 パスタや健康ご飯セットもありますが、コーヒーがおいしい。秋篠の森というのは小高い丘のような森のことですが別世界です。喫茶店とレストランは全く別の店ですが、歩いて2、3分の位置にあります。どちらも「こんな所にお店が」という感じの一見民家風です。
 DAY BY DAYは店のご主人と奥さんが大の将棋ファン。喫茶店には離れがあって、そこは将棋と囲碁の自由対局場になっていたのです。感激した。私もそんな喫茶店があるとは驚きましたが、ご夫妻もプロ棋士が入って来たので驚いたようだ。

 食事の方はノワ・ラスール。こちらはホテルになっています。食事が大和野菜のフルコースで、店の名前も「なず菜」といいます。
 下記のURLをご覧下さい。

なず菜 http://kuruminoki.co.jp/makishino.html
DAY BY DAY TEL:0742-49-5903


まぐろ大会

4月28日の私の日記を再掲します。

昨日はいろんなことがあった日でした。
三崎マグロ大会については、近々全容が明らかになることと思います。最終報告によれば、当事者の話をねじまげて吹聴した者が問題とのこと。それに基づいて、その情報を正しいと信じて日本将棋連盟やその支部、あるいは会長の私への非難をされた方々とは早急に話し合いをしたい考えです。
神奈川県連合会と連盟職員には瑕疵はありません。
弁護士の先生も、将棋の駒を愛しているビルのオーナーにも、その点を原点まで検証していただき「悪いのはこれだったのか」という結論を出していただきたく存じます。共通認識が出来れば幸いです。

 私は会長職にあり、支部連合会や職員がしたことについての最終責任者でもあります。報告書が出て受け取った以上は「知らなかった」では済まされません。
 この件につきましては神奈川県支部連合会や職員とも直接、複数同士で会い確認しました。
○連合会、職員の仕事には瑕疵がない。
○現時点では大人の対応をしておく。
○そのうえで誤解、誹謗中傷、業務妨害に当たることをしている人に対してはどうすべきかを検討。
○早急に話し合いが必要です。オープンの席で全てを明らかにすることが大切かもしれません。

 事実を曲げて吹聴した人と、それを広めることに努力した人がいるようです。
情報

 日本将棋連盟理事会から中井広恵LPSA代表理事に差し出した公開質問状についての答えは簡単です。
 動かぬ証拠を提出、あるいはオープンにして正当化されればそれだけの話です。その時は非が理事会にありますから責任は取ります。
 噂話や酒の席の話とは次元が違う話です。
 さ、さ、動かぬ証拠、文書、証人などを、どうぞお示し下さい。

 実は私はデジタル方面が弱いんです。強力な助っ人やチームの協力なしには私は全く何も分かりません。ネット事業を始めようという会長がこの程度なんで申し訳ない。
 ただ、私のところには良く情報が入ってきます。自動的にといえるくらい入ってくるんですね。
「会長、会長はマメに書き込みなどしているという記述がありました。
でも、調べたところ会長ではなかったことが判明したという記述もありました」
「当り前ではないか。俺、知らないもの」
「正会員のひとりが“マメだ”と書いたものですが、すぐに削除してあります」
「良心的だね」
「削除しても、全て記録している人って居ますけどねぇ」
「どうして同じ仲間なのに、もう一方のなんとかじいさんなる人物は次々にデタラメ書くの?」
「引っ込みがつかないのかもしれませんし、確証を出す用意があるんでしょう」
「ああそうか。後者で俺が謝ることになりたいもんだよ。
それよりも、俺をほめちぎった意見というのは無いのかね」
「はい。支持者は無言です」

 どうしても私には分かりません。匿名なのに誰だか分かることがです。それに消し去った後でも全てが残っているということも分からない。週に1、2回チームから報告がありますが私には理解出来ないことが多いです。
 それにしても平氣で嘘を書く人も居て、世の中は広いです。理事8名が団結して事に当たっているのも心強いし、職員も危機感の共有が出来てきました。

http://www.shogi.or.jp/topics/news/200905/post_183.html



 瀬川晶司四段がC2へ昇級。これは皆さんニュースでご存知でしょう。23勝12敗。勝率65%以上で対局数が30局以上というのは大変なんですね。
 思い出せば2005年にプロ編入試験をやりましたが、あれが米長会長の初仕事だったのかも。

「良かったね。それで発表はどうするの?」
「はっ?」
「フリークラス脱出したら結婚するんじゃなかったのかい」
「こ、困ります。勝手にそんな事を言われては。相手も居ませんし発表なんてそんな」
「そうかい。それじゃ結婚話はホームページには書かないから」
「そうして下さい。お願いします」
「その代わり頼みがあるんだけど」
「はい、なんでしょう」
「今度の理事選挙だけど、一番信頼出来る人へ投票して欲しいんだ。頼んだよ」

 久保利明棋王の就位式があります。5月20日の夕方です。
 当日は出身の加古川市から市長が出席。市民栄誉賞の贈呈があるそうで、第一号とか。来賓にな、な、なんと渡海前文科大臣もお見えになることになりました。教育委員の私とは塩谷立先生も河村元文相も顔なじみでもあります。
 つづきは「まじめな話」をどうぞ。

女流棋士会35周年

 凄いパーティでした。東京會舘が人、人、人で埋まった。500人以上の人が集まりました。
 5時から7時が第一部。第二部はパーティです。こんなに盛り上がったパーティは余り経験がありません。大半のファンが残っていました。
 第一部は全女流棋士一人一人の紹介がありました。和服の美女が多く、華やか、艶やかです。
 来賓代表は平沢勝栄先生。
「女流棋士は顔も良く、頭も良い。この二つが揃っていることが条件のようですね。国会議員将棋連盟など愛好者クラブを結成して、女流棋界の発展のために尽力したい」

 羽生名人が35分講演。感心したのは女性の将棋について調べてきたことです。へぇー。名人戦の最中なのに余裕があるね。
 私の挨拶は15分でした。次のように話しました。

米長会長挨拶主旨
 今日は女流棋士会創立35周年ですが、同時に棋士会発足の年でもあります。
 棋士会は谷川浩司会長の他に副会長が4名。清水市代、矢内理絵子が入っている。
 対局は男性プロ、女性プロと別々です。しかし普及や伝統文化のための活動には男も女もない。アマもプロもない。日本将棋連盟は男子と女子と対等で普及活動を進めて参ります。その総予算は3億円を超えるものです。
 日本中、いや海外へも男子も女子も、アマチュアと手を携えて普及に務めます。これからも女流棋士は勿論、将棋界へのご支援を宜しく。

写真:弦巻勝氏