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二重マスクもアリ! 新型インフル予防術

5月1日23時46分配信 産経新聞

二重マスクもアリ! 新型インフル予防術
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新型インフルエンザの世界的な流行のせいか、通勤する人たちにマスクをしている人が目立った=1日、午前8時3分、東京・千代田区( 大西史朗撮影)(写真:産経新聞)
 新型インフルエンザが世界的に拡大するなか、2日からゴールデンウイーク(GW)本番を迎える。観光地など人込みに繰り出す機会も増えるが、外出先や帰宅後など日常生活の場面で、具体的にどう感染を予防すればいいのか。大阪府立公衆衛生研究所(大阪市東成区)でウイルス研究を専門にする高橋和郎副所長に聞いた。

 −−予防のポイントは

 「基本的に、通常のインフルエンザ対策と同じで、特別な対策が必要なわけではない。

 現状では、政府による水際対策が大きくクローズアップされているが、今後の国内感染予防を考えれば、街中でマスクを着用している人が少なすぎる」

 −−マスクの効果とは

 「感染予防には1にも2にも、3にもマスク、4、5に手洗いとうがいが有効と考えている。

 米国国立労働安全衛生研究所の基準をクリアしたマスクであれば、0・3マイクロメートル以上の微粒子を95%以上カットでき、飛沫(ひまつ)感染予防に非常に効果的だ。

 インフルエンザの流行期には1日に200〜300人の患者を診察したこともあり、目の前で咳(せき)をされることもあるが、感染したことはない。念のため、マスクを二重に着用するのもいい」

 −−マスク以外の予防法は

 「ウイルスは、咳をすれば通常1〜2メートルの範囲に飛び散るが、大人が大きく咳をすれば4〜5メートルは飛ぶ可能性もあり、通常の予想範囲よりも広い。外出先では、飛沫感染に細心の注意が必要だ。

 帰宅後に手洗い、うがいをするのは当然、効果がある。飛沫感染では、特に手を経由して口やのどにウイルスが入りこむルートが多く、汚れが落ちにくい指先や指の間、手首などまでしっかりと手洗いすれば、確実に感染は防げる。

 ウイルスはアルコールに弱いので、通常の手洗いやうがいに加え、消毒用として市販されているアルコールを両手に振りかけてこすり付けるのもいい」

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最終更新:5月1日23時46分

産経新聞

 

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