熊本市立熊本産院の存続を求める市民団体は22日、産院を市民病院に統合する条例の廃止を求める直接請求するため4万6126人分の署名簿を市選管に提出した。
署名は「we love 産院の会」のメンバーなどが4月17日から1カ月間集め、直接請求に必要な有権者の50分の1(約1万800人)を大きく上回った。代表者の1人で市助産師会長の田辺悦子さん(74)は「熊本産院の廃止は子を産もうとする親たちにとってマイナスだ。1筆1筆に存続の願いがこもっている」と訴えた。
市選管は署名の審査などをして6月下旬にも有効署名総数が確定し告示。総数が直接請求に必要な数を超せば、市長に本請求する。
毎日新聞 2009年5月23日 地方版