新型インフル:東京で3人目感染 三鷹市の25歳男性

2009年5月22日 21時44分 更新:5月22日 23時39分

 東京都は22日、三鷹市在住の男性(25)が新型インフルエンザに感染していたと発表した。都内で感染が確認されたのは3人目。成田空港での検疫で見つかった5人を含め、日本の感染者は317人となった。男性は14~20日、大阪に滞在していた。都は都内で感染したケースではないとみて、学校などの休校や集会自粛要請はしない。

 都によると、男性は映画製作関係の仕事に従事。大阪へは観光目的で出かけ、1人でお笑いライブや水族館にいった。大阪滞在中の18日夜から発熱などがあり、19日午前に大阪市内の医療機関を受診し、抗生物質を処方された。20日午後7時半ごろに新大阪発の新幹線に乗り、午後10時半ごろに東京駅に到着。JR中央線で帰宅した。

 21日は39度の熱があったため、自宅で過ごした。22日午前、三鷹市内の診療所を受診した際、簡易検査でA型インフルエンザと判定されたため、診療所が発熱相談センターに連絡。武蔵野市内の発熱外来を受診し、都健康安全研究センターの遺伝子検査で新型感染が判明した。

 男性は武蔵野市内の感染症指定医療機関に入院中で、熱は36.6度に下がった。家族の健康状態に問題はないという。【江畑佳明】

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