新型インフルエンザの感染について
2009年5月21日 13:00現在

 5月20日(水)、本校の生徒2名が、新型インフルエンザに感染したことが確認されました。首都圏で最初の感染者を出したことで、近隣の方々をはじめ、多くの方々に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。


 この生徒2名は、5月11日から19日にかけて米国ニューヨークの国連本部で開催された「模擬国連」に参加しました。これは、米国に本部がある「模擬国連委員会」が主催し、世界各国から2000名を超える学生・生徒が参加した国際会議です。日本からも、本校を含め6校の私立高等学校が参加しました。本校は、生徒の視野を広げるよい機会と考え、6名をバックアップし、参加を認めました。また、現地には本校の専任教員であるアメリカ人が同行しました。本校、および参加者は、新型インフルエンザ感染の危険性について現地に再三問い合わせ、安全である旨を確認し、他校生徒と共に参加しました。期間中は、常にマスクを着用し、手の消毒を行い感染の予防に努めました。
 19日の帰国の際には、2名に発熱があったため、成田空港にて簡易検査を受けたところ、陰性と確認、検疫官の指示によりマスク着用の上、帰宅しました。
 しかし、翌日も熱が下がらず、発熱相談センターに指示を仰いで、最寄の感染症指定病院を受診したところ、新型インフルエンザウイルスが確認されました。
 上記2名を含む6名の参加者は、当初より帰国後7日間は自宅待機を予定していたため、本校に立ち寄っておりません。また、外出もしておりません。


 厚生労働省でも感染の可能性は低いとの見解が示されています。しかし、近隣の方々への配慮と在校生の動揺をおさえるため、5月21日(木)から27日(水)までの7日間の休校を決定しました。個人参加のイベントではありますが、学校として参加を許可し、支援したことは事実であり、今回の件の責任は本校にあります。感染がこれ以上拡大せず、2人が健康を取り戻すことを願っています。皆様には事情をご賢察の上、ご配慮いただきますようお願い申し上げます。