今回のイランのミサイル発射実験について、アメリカのゲーツ国防長官は20日、「成功だった」との見方を示しました。
20日、アメリカ議会の公聴会に出席したゲーツ国防長官は、イランのミサイル実験は成功だったとの見方を示した上で、射程距離は2000から2500キロに達するだろうとしました。しかし、標的を捉えたかどうかについては、「情報が無いため、わからない」としています。
ホワイトハウスで大量破壊兵器の拡散問題を担当するセイモア調整官は、「これまでイランは北朝鮮から手に入れた液体燃料を使っていたが、今回の実験では固形燃料を使っており、技術が大きく進歩している。イランが弾道ミサイルの長距離化を図っていることは明らかだ」と述べ、警戒感を示しています。(21日08:23)