東京、川崎で女子高生の感染確認 近畿以外に拡大、計267人に東京都は20日、八王子市在住の女子高生(16)が、新型インフルエンザに感染していることが判明したと発表した。また同日、同じ高校に通う川崎市在住の女子高生(16)の感染も同市が確認した。2人は米ニューヨークから帰国。空港などでの検疫を除き、首都圏での感染者が確認されたのは初めて。 日本の政治経済の中心部でも発生したことで、日本各地で感染が急速に拡大する事態が現実化。政府は今後、国の行動計画を第2段階の「国内発生早期」から、第3段階(感染拡大期、まん延期)に切り替えることを検討するなど新たな対応を迫られることになる。 大阪府と兵庫県でも20日午後、新たに29人の感染が確認され、同日午後10時現在、国内の感染者数は成田空港の検疫段階で見つかった4人と合わせ、計267人となった。 一方、舛添要一厚生労働相は同日午後、緊急会見し、より柔軟な内容に見直しを進めている国の新たな対応策について22日までに決定する方針を明らかにした。 共同通信の取材によると、女子高生2人は川崎市の私立洗足(せんぞく)学園高校に在学。 都によると、11日から18日までニューヨークに滞在していた。同校の生徒と教師の数人が同行。八王子市の生徒は帰国後、学校には行っていないという。20日に都健康安全研究センターで詳細(PCR)検査をした結果、新型感染が確認された。 【共同通信】
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