「行政と協力し医療体制を整えていきたい」。神戸市医師会(川島龍一会長)が19日決定した、同会加入の市内約1300の診療所、病院での新型インフルエンザ患者受け入れ措置。とどまることを知らない感染者拡大が、国の行動計画第3段階「まん延期」に当たると判断した神戸市の要請を受けたものだが、川島会長は「季節性か、新型インフルエンザかを、しゅん別しなければならない」などと慎重に受け入れることを強調した。
20日以降、市内全域の医療機関で患者を受け入れる。感染者発生直後から再三、受け入れ態勢を協議する中で、同医師会は市に対して、治療薬の確保▽発熱相談センターの機能アップ--などの条件を提示。特に、慢性疾患患者が新型インフルエンザ症状のある患者と同時に診察を受けることで、感染時に重症化することを懸念。事前に発熱相談センターへ電話し、指示に従って受診してもらう。【村上正】
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発熱相談センター(24時間対応)
078・335・2151
一般相談センター(当面、24時間対応)
078・322・5000
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▽灘区 078・843・7001
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〔神戸版〕
毎日新聞 2009年5月20日 地方版