制度に戸惑いの声も… エコポイントがスタート
2009年05月15日 18:46
政府の追加経済対策の一つで、消費電力が少ない省エネ家電の購入を促す「エコポイント」制度がきょうからスタートしました。
この「エコポイント」制度は、一定の省エネ基準を満たすエアコンと冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビを来年3月までに購入すると、商品券などに交換できるポイントがもらえます。
*買い物客インタビュー
「良い制度だと思います。お得な時の方がいいので、買ってみたいなと思います」
しかし、もらったポイントをいつからどのように使うことができるのかなど、細かい部分が決まっていないこともあって、戸惑いの声も聞かれます。
*買い物客インタビュー
「(ポイントが何に使えるのか)早く知りたいですね。商品券でもカードでも、何でも、早く決まってほしい」
ポイントが交換できるのは8月頃の見込みで、省エネ家電を購入した人は、それまで保証書や領収書などを保管する必要があります。
福島銀行・大東銀行 金融危機で赤字決算
2009年05月15日 18:40
福島銀行と大東銀行が、2009年3月期の決算を発表しました。
2つの銀行ともに金融危機や株価の低迷などで赤字決算となりました。
福島銀行の3月期の決算は、世界的な金融危機に伴い、株式や債券が大幅に値下がりしたことで、連 結で経常収益が前の年度より21億8300万円少ない176億600万円。
経常損益が44億円余りも減って、37億9600万円の損失を計上する「減収減益」です。
税金などを引いた後の純損失は32億8500万円を計上し、7年ぶりの赤字決算となりました。
*福島銀行・紺野邦武社長の会見
「アメリカのサブプライムローン問題の影響につきまして、当初、日本では限定的とされていましたが、実際には予想以上に大きかったと痛感しております。株主をはじめ関係者の皆様には深くお詫び申し上げたいと存じます」
赤字は、有価証券の損失が46億円に達したことが主な要因で、福島銀行は、21年3月期の配当を無配とするということです。
一方、大東銀行も3月期の決算を発表し、連結で経常収益が前の年度より17億6300万円ほど少ない173億3700万円。
経常損益が、前の年度より33億6500万円あまり減って、20億900万円の損失を計上する「減収減益」です。
税金などを引いた後の純損失は19億4300万円で、5年ぶりの赤字決算となりました。
赤字は、有価証券の損失が33億円に達したことが主な要因で、大東銀行は、役員の給与をカットするとともに、株主配当も6年ぶりに下げる方針です。
酒気帯び運転の福島市職員 市が懲戒免職処分
2009年05月15日 18:37
福島市は、先月、酒気帯び運転で事故を起こし逮捕された53歳の職員を、きょう付けで「懲戒免職処分」としました。
「懲戒免職」の処分を受けたのは、福島市役所農政課の瀬川秀和課長補佐53歳です。
市の調べによりますと、瀬川課長補佐は先月28日、同僚らと4軒の飲食店で酒を飲んだあと、自分の車を運転して追突事故を起こし、3人にケガをさせたものです。
瀬川課長補佐は警察に現行犯逮捕されていて、市では「反社会的で公務員としての信用を著しく失墜させるもの」とし、きょう付けで懲戒免職処分としました。
セクハラ高校教諭 減給1か月の処分
2009年05月15日 18:30
セクハラで懲戒処分です。
減給1か月の懲戒処分を受けたのは、県北地区の県立高校に勤務する39歳の男性教諭です。
男性教諭は2年前の5月ごろ、顧問をしていた運動部の練習中に「皮下脂肪をチェックする」と、女子生徒のTシャツの中に手を入れて脇腹を触りました。
また、ミスを繰り返した生徒に対して、髪を引っ張ったり腹部を蹴ったりする体罰も加えていました。
男性教諭は、「セクハラや体罰だと思わなかった」と話しているということです。
保険金詐欺 余罪は1,000万円超
2009年05月15日 18:27
余罪は1,000万円を超えると見られています。
「自宅の屋根が台風で壊れた」とウソの保険金請求を行い、損害保険会社から220万円あまりの保険金を騙し取ったとされる東京都調布市の無職、山本敬之容疑者ら2人が送検されました。
当時山本容疑者は、保険金請求を審査する部門で働いていて、警察は、2人の余罪が1,000万円を超えるものと見て捜査しています。
福島市で講習会 新聞紙でエコバッグ
2009年05月15日 18:20
県内のほとんどのスーパーが、来月1日からレジ袋を無料で配るのをやめます。
それを前に、福島市のスーパーでは、新聞を使ってエコバッグを作る講習会が開かれました。
講習会を開いたのは、福島市にある「コープふくしま方木田店」です。
限りある資源を有効に使ってももらいたいとの思いからです。
新聞でつくるエコバッグは、高知県の四万十町の住民が考えたとされていて、参加した人たちは、コープふくしまの担当者の説明を受けながら大小様々な自分だけのバッグを作っていきました。
*参加者インタビュー
「これからはエコバッグじゃないと買い物できないんだよということで、これを習いにきたんです」
「本当に毎日出る新聞ですので、こういう形で使ったら本当にリサイクルにもなるし、いいことと思う」
コープふくしまでは、1980年の設立当時からマイバッグ推進運動を行っていて、多くの市民がマイバッグを持参するようになっているということですが、今回の講習会をきっかけに、さらにその動きが広がってほしいと話していました。
香りと食感を味わう “行者ニンニク”の収穫
2009年05月15日 18:19
南会津町の舘岩地区では、香りと食感を味わう「行者ニンニク」の収穫が最盛期を迎えています。
南会津町前沢の「会津高原たていわ農産」の畑では、12年前から「行者ニンニク」を栽培しています。
「行者ニンニク」は、山で修行する僧=行者がよく口にしていたことからその名がついたといわれ、種をまいてから収穫までに7年もかかります。
*会津高原たていわ農産・星喜久夫社長インタビュー
「始めたときはもう気が遠くなるような話で。3年経ったって4年経ったって出荷できるような状態ではないし、なかなか大変でしたよ」
販売にこぎつけたのはここ5年ほどのことで、今は、観光案内所や直売所などで買うことができます。
来週の木曜日からは、県の物産を扱う東京のアンテナショップにも並ぶことになりました。
また、ことしは「行者ニンニク」を「餃子」に加工しようと試作も進められていて、収穫は、来月下旬ごろまで続くということです。
給付金を活性化に 郡山全市大抽選会
2009年05月15日 12:01
定額給付金を地域経済の活性化につなげようと、郡山市ではあすから市内およそ1,500の店が参加する大規模な抽選会が始まります。
「こおりやま全市元気応援キャンペーン」は、定額給付金を地域での消費拡大につなげようと、郡山商工会議所が中心となって進めているものです。
大抽選会では、市内およそ1,500の店で、買い物1万2,000円につき抽選券が1枚配られます。
郡山市も5,000万円の補助を出していて、景品は、上海やソウルへの海外旅行や液晶テレビなど、総額5,000万円、1万本以上が用意されています。
キャンペーンは、あすから来月15日までで行われます。
日銀概況 県内景気引き続き悪化
2009年05月15日 12:00
県内の景気は、世界的な景気減速の影響を受けて引き続き悪化しています。
日本銀行福島支店の金融経済概況によりますと、県内の景気は、世界的な景気減速の影響を受けて製造業で大幅な減産が続いています。
また、雇用や所得環境が厳しさを増していることで個人消費も冷え込んでいます。
*日銀福島支店・豊田猛夫支店長
「企業収益の悪化にともなう設備投資の削減とか、雇用所得情勢の悪化に伴う個人消費や住宅投資の減少が進行中、マイナス要因の主役が入れ替わっている」
日銀福島支店では、製造業の一部で減産緩和の動きがみられ、「遠くない時期に下げ止まり感が出てくる可能性がある」としています。
しかし、「持続的・本格的な景気回復につながるかは今のところ言えない」と、今後も厳しい状況が続くと分析しています。