ミャンマーの民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんの初公判が、18日、最大都市ヤンゴンの特別法廷で始まりました。スー・チーさんは無罪を主張しているものとみられます。
スー・チーさんの初公判は、ヤンゴンの刑務所内に設置されている特別法廷で、日本時間の昼過ぎから始まりました。周辺の道路はバリケードが設置され、武装警官が警備にあたっています。
スー・チーさんは、自宅に侵入してきたアメリカ人の男と軍事政権の許可なく面会したとして、国家防御法違反の罪に問われ、今月15日に特別法廷へと連行されました。
弁護士によると、スーチーさんは、「何ら罪を犯しておらず、隠し立てすることもない」と話しているということで、18日の初公判では無罪を主張しているものとみられます。
有罪となれば最長で禁固5年の刑が言い渡されるということで、各国では抗議集会が開かれるなど、軍事政権への批判が強まっています。(18日15:35)