兵庫県の井戸敏三知事は18日、厚生労働省で舛添要一厚労相と面会し、新型インフルエンザに関して、私立学校や福祉施設の休校・休業に伴う損失補償制度の創設など対応強化を要望した。
井戸知事は「まん延期に近い状態で、神戸市を中心とした地域は発熱外来での対応が取りにくくなっている」と状況を説明。具体策として(1)発熱外来の整備に向けた検査キットなどの資材の整備支援(2)医師向けの相談窓口の設置(3)観光産業の事業縮小に対する支援--などを求めた。
舛添厚労相は「発熱外来への医療態勢整備には財政支援をする。社会活動の自粛要請も柔軟に考えていく。学校の休校については、現段階で感染拡大防止の一番のポイントなので、ご協力をお願いしたい」と述べた。【清水健二】
毎日新聞 2009年5月18日 11時54分(最終更新 5月18日 11時59分)