兵庫県内では、高校バレーボール部の試合を通じ5月初旬には新型感染が拡大していた可能性が高いことが17日、毎日新聞の調べで分かった。感染者が相次いだ神戸高(神戸市灘区)と兵庫高(同市長田区)が参加した神戸市春季大会参加校を通じて感染が拡大したとみられ、計11高校の部員計35人に、発熱などのインフルエンザ症状が出た。
2日の同市春季大会では、両校が出場したコートで計7校が対戦。A高2人が、新型と確認されてはいないがインフルエンザに感染した。A高が3日後に練習試合をした八鹿高(養父市)では、1人が新型インフルエンザに。八鹿高が出場した県北部地域の春季総体(9、10日、参加12校)参加校中、同校を除く6校の部員計22人も、新型とは確認されていないもののインフルエンザの症状が認められた。高砂高(高砂市)も10日、神戸高と練習試合をしていた。
毎日新聞 2009年5月18日 2時30分(最終更新 5月18日 2時52分)