スリランカの内戦終結 LTTEが敗北宣言【ニューデリー17日共同】スリランカ政府軍への抵抗を続けていた反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)は17日、ニュースサイトを通じ「これ以上タミル人の犠牲者を増やさないため、武器を置く」と敗北を宣言した。政府軍は同日、LTTEの最後の拠点である北部ムライティブ周辺の海岸沿い地域を一部を除き制圧、1983年ごろから25年以上続いたスリランカの内戦は事実上終結した。 しかしLTTEの残存勢力が爆弾テロなどをゲリラ的に続ける可能性もある。今後はLTTE側の拠点に潜伏しているとみられる最高指導者プラバカラン議長の発見、拘束が焦点となる。 多数派シンハラ人が中心の政府は、内戦の背景となった少数派タミル人との対立解消と国民和解を目指す。 ラジャパクサ大統領は16日「政府軍はLTTEを打ち破り、わが国はテロから解放された」と勝利宣言していた。 国防省は17日、政府軍が同日までの4日間でLTTEの「人間の盾」となっていた市民約6万3000人を解放し、人道的な救出作戦が完了したと発表。政府軍はLTTE壊滅に向けた攻撃を一気に加速し、LTTEの残存兵士を北部海岸線に近い1平方キロ以下の範囲まで追い込んでいた。 【共同通信】
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