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【新型インフル】「渡航歴なし」で新型見過ごし、感染拡大か (1/2ページ)
このニュースのトピックス:新型インフルエンザ
新型インフルエンザの集団感染はなぜ見過ごされたのか。生徒らの感染が確認された大阪府茨木市の私立関西大倉高校は最初に季節外れの集団発生に気づいた際、大阪府に状況を報告したが、地元保健所は「新型」を疑わず、詳細(PCR)検査もしていなかった。大阪府は発生国への「渡航歴なし」が盲点になったとの見解だが、専門家からは行政側の対応の遅れが感染拡大を招いたと指摘する声も出ている。
「言い訳もできないし、批判も真摯(しんし)に受け止める」。大阪府の橋下徹知事は17日、庁内で開かれた対策会議後の記者会見で、学校から集団発生の報告を受けながら新型を疑わなかったことについて陳謝した。
府や学校側の説明によると、学校から最初に地元の茨木保健所に集団発生の報告が入ったのは今月13日。しかし、保健所はこの時点で新型を疑わず、所管の府私学課も学校側には「経過観察の継続」を指示しただけだった。
厚生労働省が定めた症例定義には「渡航歴がある」と明記されているが、症状を訴えた生徒はいずれも発生国への渡航歴がなく、感染が疑われる患者との接触もなかったことから、「季節性」と判断したという。
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