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将棋の話
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おすすめの本

 良い本が出たぞ。「棋士 羽生善治」という写真集。写真は全て弦巻勝氏のもので、一冊になっています。勿論巻頭の言は私が書きました。双葉社からで定価2800円+税。
 渡辺淳一、団鬼六、梅田望夫という当代の将棋ファンが対談や寄稿。最高傑作は75ページの升田幸三先生の写真と100ページの米長VS羽生戦。これは将棋ではなく囲碁なんですね。この碁は4子で私が白。囲碁が強い人は私の本当の性格がどんなものかが分かる局面が出ています。それよりも、この中での羽生善治の顔の表情を是非みて下さい。
 重たいのでね。郵送してもらった方が良いですよ。

http://www.futabasha.co.jp

名著紹介

良い本が出版された。
「シリコンバレーから将棋を観る」
著者:梅田望夫
出版社:中央公論新社
定価:1300円+税

 珍しい本です。将棋を全く知らない人が読んでも面白く、プロ棋士も参考になるという本。著者はインターネットの世界、webの専門家です。
 将棋は指すファンと、観るファンが居る。これが自論、持論です。観て楽しいのであれば、野球、相撲、能と同じこと。まさか能や相撲のファンの中に「自分も相撲を取るのが好き」という人は殆どいません。
 そういう視点で考えてみると、将棋ファンは一挙に数倍に増える可能性があります。

 本著は、羽生善治、佐藤康光、渡辺明、深浦康市の4人の対局を中心に、彼等が何を考え、どのような人生観を持っているかを描いています。
 あなたは将棋の世界、天才達の物の見方、捉え方を知ると同時に、人生のヒントをもらえるはずです。私も頂きました。もうらったぁ、もうらった。
 とりもなおさず下記へアクセスを。

http://www.chuko.co.jp

升田幸三先生

 人生の縁は分かりません。なんと升田幸三先生のご子息と仕事を一緒にすることになったのです。どうしても金が要る。それも千万円ではなく億の額です。
 私個人の力や日本将棋連盟だけではどうにもなりません。こんな時こそ人脈ですね。人脈即ち金脈です。
「うーむ。米長さん、さすがにこの景氣ですからねぇ」
「分かってる。分かってる。そこであなたの力が必要なんです」
「私も出来るかどうかはともかく考えてみます」

「ところで米長さんは会長職で大変なんでしょ」
「おかげさまで少し背が伸びました」
「えっ」
「足を引っ張る人がいるもんで」
「米長さんが会長になって良かったと父も喜んでいることでしょう。名人戦の移籍の時などは、私は父の位牌に手を合わせて拝みました」
「どうか今度のことも、名人戦同様、又升田幸三先生に宜しく」

 全く新しいビジネスの話です。うまくいって実現したら報告します。
 みなさんも升田幸三先生を拝んで!先輩は有難い。

教養

 日々新たなり。何才になっても勉強になる、というよりも恥ずかしいことが多いです。
 万葉集や昔の歌などの地名間違い、解釈の違いなど初めて知ったことが近頃は増えました。
茜さす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る
 額田王が詠んだ紫野は京都・大徳寺周辺と思っていました。本当は滋賀県・蒲生野だったんですね。
契りきな かたみに袖を ぬらしつつ 末の松山 波越さじとは           
 私は松山は道後温泉の近くの松山だとばっかり思っていました。それが塩釜神社へ参拝した折に、そこから北へ少し行ったところだということを知りました。それにしても内陸部なのにどうして「波こさじとは」になるのだろう。教養の無さを痛感する今日この頃です。

告 LPSA様

 社団法人日本将棋連盟は現在ホームページ上で公開質問状と、その補足説明をさせていただいております。
1.文化庁や前文部科学大臣に呼びつけられたとか。合計3回ですってね。渡海先生は昨年の名人戦前夜祭以来、初めてお会いします。
これは全くの虚偽でございます。訂正、お詫びは早々にしておいた方が宜しいかと。
2.マグロ大会
社団法人日本将棋連盟は、支部や普及指導員、将棋コートの人々と共に、親子ふれあい、地域活性のための普及活動を更に本格的に推し進めます。とにかく地道な、それでいて熱の入った運動です。これは組織としての活動ですのでやり甲斐があります。
苦労も多い。来るべき者は拒まず、去る者は追わず。
普及部の職員も頑張っておりますし、広報部にはホームページにUPした文面作成の責任があります。職員が困らないよう宜しく。
3.ネット中継
これはLPSAからのクレームなのか、それとも個人的なことかが分かりません。その点が、私は頭が悪いもんで宜しく。

 今後は親しく協調路線を歩まれるのでしょうか。それとも「過去をねつ造」したり「法律をかざしたり」しての路線でしょうか。
 勿論私個人は楽しい話し合いを強く望んでおります。湯川博士さん、鵜川善郷さん、いかがですか。