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日立総合病院:救命救急センターの着工凍結 茨城

救命救急センターの着工を凍結した日製病院=茨城県日立市で、八田浩輔撮影
救命救急センターの着工を凍結した日製病院=茨城県日立市で、八田浩輔撮影

 茨城県日立市の日立製作所日立総合病院(日製病院、563床)が、経営母体の日立製作所の業績不振を理由に、2011年4月の稼働を目指していた救命救急センターの建設着工を凍結していることが分かった。救命救急センターは各地域の救急医療の最終受け入れ機関だが、同県北部は一つも設置されていない空白地域。不況が地域医療にも影を落とした形だ。

 センターは、病院東側の市道を改良して確保した敷地内の用地に整備する。日立市は既に市道の改良工事に着手し、8月に終える見通し。しかし県議会の調査団に対する日製病院の報告によると、センターの本体工事が日立製作所の業績不振を受け、着工の見通しがたっていない。

 日立製作所が発表した09年3月期の連結決算は7873億円の最終(当期)赤字で、製造業では過去最大の赤字となった。1938年創設の日製病院も最近は赤字経営が続き、産科医不足で今年4月から分娩(ぶんべん)を休止。経営環境がさらに悪化している。【八田浩輔】

毎日新聞 2009年5月16日 2時30分(最終更新 5月16日 2時30分)

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