新型インフルエンザ

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新型インフル:感染生徒1人、機外で発症 近くの乗客入国

国内初の新型インフルエンザ感染者が乗っていた機内の座席図
国内初の新型インフルエンザ感染者が乗っていた機内の座席図
飛行機の座席表を指し示しながら、カナダから帰国した日本人から新型インフルエンザのウイルスが検出されたことを発表する舛添要一厚労相=東京・霞が関の厚労省で2009年5月9日午前8時38分、小林努撮影
飛行機の座席表を指し示しながら、カナダから帰国した日本人から新型インフルエンザのウイルスが検出されたことを発表する舛添要一厚労相=東京・霞が関の厚労省で2009年5月9日午前8時38分、小林努撮影

 舛添要一厚生労働相は9日の緊急会見で、新型インフルエンザに感染した男子生徒1人の近くに座っていた乗客が、検疫をすり抜けて入国したことを明らかにした。もう1人の生徒と教諭の周辺にいた乗客や、同行した生徒・教諭ら49人は検疫法に基づき、空港近くの宿泊施設に留め置く対象になった。

 厚労省によると、感染者のうちの生徒1人は、発熱がほとんどなかったため機内検疫では問題なしとされ、機外に出てから体調不良を訴えた。そのため、この生徒の近くに座っていた乗客の留め置きが間に合わなかった。対象者は12人で、今後見つかった場合も検疫法に基づく停留措置は取れず、保健所が健康監視を続ける。

 厚労省は搭乗者名簿と乗客が質問票に記入した連絡先から、対象者の割り出しを急ぐ一方、乗客にも厚労省のコールセンター(03・3501・9031)へ連絡するよう呼びかけている。【清水健二】 

毎日新聞 2009年5月9日 11時21分(最終更新 5月9日 22時15分)

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