浜田防衛大臣はアフリカ・ソマリア沖で現在、海賊対策として自衛隊が行っている海上警備行動に、新たに情報収集を担当する固定翼哨戒機「P3C」2機を派遣する命令を出しました。
「ソマリア沖アデン湾における海賊対処の為、P3Cの派遣について本日、派遣命令を発出しました」(浜田靖一 防衛相)
P3Cの派遣は、現地で既に行っている護衛艦での活動の強化をはかるためで、ソマリアの隣国、ジブチを拠点に活動し、ソマリア沖のアデン湾上空から海賊船などの情報を収集し、日本に関連する船舶への情報提供にあたります。
来週18日に先遣隊が出発したあと、今月下旬には本隊が派遣され、来月から任務を始めます。
P3Cが海外に派遣されるのは今回が初めてのことで、部隊は運航を主に担当する海上自衛隊と、機体の警備を中心に活動する陸上自衛隊、合わせておよそ150人の隊員で構成されています。(15日14:16)