がん闘病中のF・フォーセット、奇跡願うも「最期」近づく
[ニューヨーク 13日 ロイター] 米NBCテレビは13日、米女優ファラ・フォーセットさん(62)の2年半にわたるがん闘病生活を追ったドキュメンタリー番組「Farrah's Story」が15日に放送されるのを前に、その一部を公開した。
この中で、闘病生活初期のフォーセットさんは「がんで死にたくない。生き延びたい」とコメント。奇跡が起こることを真剣に願うと話す姿が映し出されている。
ビデオダイアリー形式の同番組は、フォーセットさんがホームビデオ用のカメラで撮影、ナレーションも本人によるもので、ドイツや米国での治療や友人と過ごす様子が描かれている。
一方、フォーセットさんの息子レドモンドさんの父親で長年の友人でもある俳優ライアン・オニールさん(68)は、フォーセットさん「亡き後」を受け止められずにいる。
オニールさんはこの日放送されたNBCの情報ニュース番組「トゥデイ」のインタビューの中で、2006年に初めてがんと診断されてからのフォーセットさんについて「パワフルで、精神的に強く、恐れ知らず」と評した。オニールさんにとってフォーセットさんは特別な存在で、彼女無しでの生活は考えられないという。
オニールさんは先週、ピープル誌とのインタビューの中で現在のフォーセットさんは寝たきり状態で、トレードマークだったブロンドの髪は抜け落ち、治療が「ほぼ終了した」ことをと明かしている。
フォーセットさんは、1970年代に米テレビドラマ「チャーリーズ・エンジェル」で一躍人気となった。
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