県医療対策課は14日、PFI刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」(浜田市旭町丸原)内の診療所で昨年10月の開所以来見合わせていた、受刑者の人工透析診療を開始した、と発表した。
同課によると、患者は今週入所した男性受刑者3人。透析が必要な受刑者の受け入れについて同課は、看護師の習熟度などを見極めながら、当初予定していた30人まで増やしていく方針。
同センターでは刑務所としては全国最多となる15台の人工透析治療装置を用意したが、医師と看護師が不足し、患者の受け入れを延期。今月までに新たに嘱託看護師3人を採用するなどして、態勢を整えた。【細谷拓海】
毎日新聞 2009年5月15日 地方版