楽天、故障者続出で２位転落…ノムさんボヤく

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　（パ・リーグ、楽天０−７日本ハム、９回戦、楽天６勝３敗、１４日、Ｋスタ宮城）またか…。１勝１敗で迎えた日本ハムとの首位攻防第３ラウンドに、リードオフマンの姿がなかった。前日１３日の試合中に走塁で右足首を痛めた渡辺直が、一夜明けても腫れがあるため欠場。高須、鉄平に続き、３人目の３割打者を欠く非常事態となった。

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　「しゃあないわな。なんとかやりくりしていくしかない」とボヤく野村監督。渡辺直は出場選手登録を抹消するほどの症状ではなく、この日も別メニューで練習したが、相次ぐ故障者に出るのはため息ばかりだ。

　渡辺直の欠場は攻撃だけでなく、守備にも響く。この日は遊撃手に小坂を起用し、二塁手にはリックを３年ぶりに起用した。首脳陣の一人は「草野にするかリックにするかだけど、左翼の守備を考えたら草野の方がいいから…」と説明。攻撃力を下げないための苦肉の策だ。

　不安を抱える守備陣に右翼から左翼方向に吹く１０メートルの強風が追い打ちをかける。一回に１点を失い、さらに一死一、二塁からスレッジの飛球に草野が追いつけず、二塁打として失点を重ねた。四回は高橋の二遊間のゴロにリックが追いつけず、この内野安打をきっかけに１点を失った。

　四回には主砲・山崎武が球審への暴言で退場処分と踏んだりけったり。ベンチの野村監督は、ただただあきれるだけだった。

　好調の打線もあっさりと日本ハム投手陣に零封され再び２位へと転落した。

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