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【国際】

日航機エンジンがコンテナ吸い込む ロス空港

2009年5月12日 夕刊

 ロサンゼルス空港で十二日午前五時半(現地時間十一日午後一時半)ごろ、成田行き日航61便ジャンボ機が離陸に向け誘導路を走行中、貨物コンテナが左翼エンジンのカバーに挟まっているのに機長が気づき、停止した。乗客乗員計二百六十七人にけがはなかったが、同便は欠航した。

 日航によると、コンテナは一辺が約一・五−二メートルの大きさで、重さは約百キロ。通常は航空貨物や手荷物を収納するが、中身は空で、張ってあるシールからチリのラン航空が使用しているとみられる。

 エンジンの直径は約二・五メートルで、前方の吸気部分は少し狭くなっており、日航は何らかの原因でコンテナが吸い寄せられ、すっぽりはまったとみている。エンジンの刃やタービンなど、主要部に損傷はなかった。

 

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