もし小選挙区選挙で民主党が自民党に惜敗した場合に考えてほしい事『共産党は自民党の補完勢力』論も含めて

　いよいよ、衆議院も任期満了（２００９年９月１０日）が近づき、衆議院の解散・総選挙がいつになるのかも注目されています。

　次期総選挙で民主党による「政権交代」への期待をする人もいますが、小選挙区で候補者を立てようかという日本共産党に対して「自民党の補完勢力」とレッテルを貼る人もいます。

　共産党も候補者を立てる衆議院小選挙区選挙で、もし民主党が自民党に惜敗した場合、民主党による「政権交代」に期待する人から見たら、民主党の敗因を「共産党が候補者を立てたからだ」と考えてしまいがちだと思います。

　しかし私は最近、「共産党も候補者を立てる衆議院小選挙区選挙で、もし民主党が自民党に惜敗した場合、民主党の敗因を『共産党が候補者を立てたからだ』などと分析する事が正しい事なのか？」と疑問を抱いています。

　以下に、過去の衆議院小選挙区選挙の開票結果の例を２つ挙げてみました。

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　例１、自民党・民主党・共産党・社民党がそれぞれ候補者を立てて、民主党公認候補が当選した例

　衆議院小選挙区選挙　愛知１区　開票結果（２００５年９月１１日投票・投票率　５９．６９％）

当　河村　たかし（かわむら・たかし）　民主党　１０５，４４９

　　 篠田　陽介（しのだ・ようすけ）　　 自民党　　８２，４８６

　　 木村　恵美（きむら・えみ）　　　　 共産党　　１５，５８５

　　 小林　正和（こばやし・まさかず）　社民党　　　７，５６０

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　例２、民主党公認候補の得票と共産党公認候補の得票を足せば、自民党公認候補の得票を上回った例

　衆議院小選挙区選挙　大阪８区　開票結果（２００５年９月１１日投票・投票率　６７．１６％）

当　大塚　高司（おおつか・たかし）　 自民党　１０３，１２０

　　 中野　寛成（なかの・かんせい）　民主党　　８２，２９０

　　 斉宮　澄江（いつき・すみえ）　　 共産党　　２２，４４８

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　私が注目してもらいたいのは「投票率」なんです。例１は５９．６９％、例２は６７．１６％なんですけど、例１の場合は４割以上が「選挙があっても投票すら行かなかった」わけですし、例２は３割以上が「選挙があっても投票すら行かなかった」わけです。

　もし、投票率が１００％とまではいかなくても９０％以上なら、それだけ「選挙があっても投票すら行かなかった」人たちは１０％にも届かず遥かに少ないわけだから、その状況下で「共産党も候補者を立てる衆議院小選挙区選挙で、民主党が自民党に惜敗した」なら、民主党の敗因を「共産党が候補者を立てたからだ」などと分析するのも妥当ではないかと思いますが、

　もし、投票率が５０％台６０％台なら、それだけ「選挙があっても投票すら行かなかった」人たちは４０％台３０％台もいるわけだから、その状況下で「共産党も候補者を立てる衆議院小選挙区選挙で、民主党が自民党に惜敗した」なら、民主党の敗因を「共産党が候補者を立てたからだ」などと分析するのは妥当とはいえないと思います。

　投票率が５０％台６０％台で、「選挙があっても投票すら行かなかった」人たちが４０％台３０％台もいるのなら、「共産党も候補者を立てる衆議院小選挙区選挙で、民主党が自民党に惜敗した」場合は、候補者を立てた日本共産党への批判をするのではなく、４０％台３０％台の「選挙があっても投票すら行かなかった」人たちへの民主党（公認候補）陣営の力不足と分析するのが妥当ではないかと思います。

　つまり、

「小選挙区選挙で民主党が自民党に惜敗しても、投票率が低かったのなら同じ選挙区で候補者を立てた共産党のせいにしてはいけない」

…という事です。

　もし、「民主党も候補者を立てる衆議院小選挙区選挙で、共産党が自民党に惜敗した」場合でも、投票率が５０％台６０％台で、「選挙があっても投票すら行かなかった」人たちが４０％台３０％台もいるのなら、候補者を立てた民主党への批判をするのではなく、４０％台３０％台の「選挙があっても投票すら行かなかった」人たちへの共産党（公認候補）陣営の力不足と分析しなければいけないと思います。

　つまり、

「小選挙区選挙で共産党が自民党に惜敗しても、投票率が低かったのなら同じ選挙区で候補者を立てた民主党のせいにしてはいけない」

…という事です。

　ただ、一口に「陣営の力不足」といっても、選挙活動に参加する人の数が少なかったら、どんなに選挙戦略が良くて政策が良くても、選挙をたたかう政党・候補への支持の拡がりが限定的にしかならないと思います。選挙活動に参加する「元気」や「自由な時間」がある人が、活動にも参加せずに「○○なってほしい」と思っているだけでは、政党間・候補者間のたたかいに勝利する事は出来ないと思います。

　これを日本共産党支持者である私の立場からいいますと、

選挙活動に参加する「元気」や「自由な時間」がある人が、活動にも参加せずに「共産党に勝ってほしい」と思っているだけでは、政党間・候補者間のたたかいに勝利する事は出来ない

…と思うわけです。

　選挙活動に参加する「元気」や「自由な時間」がある人こそ、より多くの人が活動に参加する事が重要だと思います。

※　※　※ブログ記事ここまで※　※　※

投稿者：生野ともうみ

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人間（ヒト）というのは感情をコントロール（制御）する事が出来るし、物事を判別する能力も持つ「地球上で一番頭が良い生物」なんだから、

選挙で投票する政党や候補者を選ぶ立場の有権者たちが

選挙戦略そのものに左右されていてはいけない

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大衆が強い意志を持ち行動に移せば、戦略が弱くてもそれ以上の力や結果を出す事が出来る

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「大企業にモノを言える党か、大企業からモノを言われる党か」

“政治の中身を変える”

ために勇気を出して奮闘しよう！

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（日本共産党の主張その他が）実現しない間は「そんな事出来るわけがない」などと言われるのは当たり前、実現したら「やれば出来る」と称賛される、そういうものだと思います。

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選挙権行使可能な数十年という長い目で見たら、どの政党も議席数や得票数で浮き沈みがあるのは当たり前。

だから私は巨大政党の力や票におびえず、

『比例だけでなく小選挙区でも』

堂々と日本共産党を応援し続けます！

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「戦争を起こすのも人間なら、止めるのも人間」

by　経済同友会終身幹事　品川 正治

「政治に無関心でいられるが、無関係ではいられない」

ｂｙ　日本共産党大阪市議会議員　瀬戸 一正

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　ネット規制をせずに、有害サイトを減らす方法となるか？ネットでの誹謗・中傷の沈静化につながるか？

　『リモートホストと大まかな住所を自動的に公開し、ハンドルネームを名乗るシステム』を提案

　自民党とマスメディア（マスコミ）関係者がボーリング大会と懇親会…政権党とマスコミ・報道機関の癒着＝政報癒着と見られても仕方がない

　メディアと自民党　“仲良く”ボウリング（「しんぶん赤旗」日刊紙２００８年８月２５日２面）

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　派遣労働の実態を告発した志位質問！

　派遣法改正し“労働者保護法に”　志位委員長が質問　2月8日、衆院予算委員会（ＪＣＰムービー）

　10/7　派遣労働者の使いすての実態をただす　志位委員長の衆院質問（ＪＣＰユーチューブ）

　こちらもご覧下さい（＾．＾）。

　総選挙勝利を党史に刻む年に　「党旗びらき」での 志位和夫委員長のあいさつ（「しんぶん赤旗」日刊紙２００９年１月６日）

　7/22　日本共産党創立86周年記念講演会（ＪＣＰユーチューブ）

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