2009.05.13
【NEW】極真館支部長･益田充祥が猥褻容疑で逮捕!!
昨年の新極真会支部長･小木健太による女性に対する陰湿な事件を一瞬想像させる､許されざる事件が再び起きた｡
女性を標的とした極真系空手家による事件は､大山倍達総裁亡き後､新極真会の｢小木･逮捕監禁強姦強盗事件｣､同じく新極真会三瓶啓二の愛弟子が起こした｢某･猥褻暴行事件｣に次いで3件目となる｡
今回､逮捕されたのは極真館支部長･益田充祥容疑者である｡
益田は極真分裂騒動以来､極真会館城西支部の一員として分支部長から城西青梅支部長に昇格｡その後､極真館の設立に伴い極真会館から極真館に移籍し西東京支部長を務めていた｡
神奈川県警の発表によると､整体師の立場を利用して受診に訪れた事務員女性の体を触るなどの｢猥褻容疑｣による逮捕とされる｡
(益田充祥容疑者)
5月13日15時59分配信の時事通信は以下のように事件のあらましを記している｡
｢時事通信記事｣
川崎市の整骨院で､治療と称して女性の体を触ったとして､神奈川県警中原署は13日､準強制わいせつ容疑で極真館(本部･埼玉県川口市)西東京支部長益田充祥容疑者(46)を逮捕した｡同署によると､｢正当な治療だ｣と容疑を否認しているという｡
逮捕容疑は2月6日と13日の2回､川崎市中原区の整骨院で整復師として働いていた際､同院の事務員の女性(26)の胸や下半身を触ったりしたとされる｡
益田充祥が未だ罪を認めてない以上､｢容疑者｣以上の法的責任を問う事は出来ない｡しかし､少なくとも｢武道｣を標榜し､人の道を説くべき責任を負う極真空手指導者が､このような容疑で逮捕される事自体､決して人道的に許される事ではない｡
たとえ｢治療｣の名目であれ､男性に比べて体力的に劣る女性に対するならば､百歩譲ってそれが誤解であったとしても､そのような疑惑を抱かせない万全の配慮が求められるのは言うまでもない｡
小木健太の強盗強姦と比較して｢行為｣の悪質性を問う事もまた意味がない｡私はもし益田が罪を認めたならば､その深刻さや悪質性において何ら変わらないものと認識する｡
空手もﾎﾞｸｼﾝｸﾞもﾚｽﾘﾝｸﾞも皆､｢格技｣として扱われるが､その中で何故に空手を｢武道｣と呼ぶか!? 新極真会も極真館も共に｢青少年の健全育成｣をｽﾛｰｶﾞﾝにし､格技を通して自らの心身を鍛練する事を以て｢武道｣と位置付けている｡
ならば､彼ら犯人･容疑者のみならず､空手､特に極真空手に関わる全ての人間が改めて｢武道｣の意義を自問し､そして腕力に劣る女性に対して暴力を背景にした卑劣極まりない行為という｢大罪｣を戒める必要があるだろう｡
女性を標的とした極真系空手家による事件は､大山倍達総裁亡き後､新極真会の｢小木･逮捕監禁強姦強盗事件｣､同じく新極真会三瓶啓二の愛弟子が起こした｢某･猥褻暴行事件｣に次いで3件目となる｡
今回､逮捕されたのは極真館支部長･益田充祥容疑者である｡
益田は極真分裂騒動以来､極真会館城西支部の一員として分支部長から城西青梅支部長に昇格｡その後､極真館の設立に伴い極真会館から極真館に移籍し西東京支部長を務めていた｡
神奈川県警の発表によると､整体師の立場を利用して受診に訪れた事務員女性の体を触るなどの｢猥褻容疑｣による逮捕とされる｡
(益田充祥容疑者)
5月13日15時59分配信の時事通信は以下のように事件のあらましを記している｡
｢時事通信記事｣
川崎市の整骨院で､治療と称して女性の体を触ったとして､神奈川県警中原署は13日､準強制わいせつ容疑で極真館(本部･埼玉県川口市)西東京支部長益田充祥容疑者(46)を逮捕した｡同署によると､｢正当な治療だ｣と容疑を否認しているという｡
逮捕容疑は2月6日と13日の2回､川崎市中原区の整骨院で整復師として働いていた際､同院の事務員の女性(26)の胸や下半身を触ったりしたとされる｡
益田充祥が未だ罪を認めてない以上､｢容疑者｣以上の法的責任を問う事は出来ない｡しかし､少なくとも｢武道｣を標榜し､人の道を説くべき責任を負う極真空手指導者が､このような容疑で逮捕される事自体､決して人道的に許される事ではない｡
たとえ｢治療｣の名目であれ､男性に比べて体力的に劣る女性に対するならば､百歩譲ってそれが誤解であったとしても､そのような疑惑を抱かせない万全の配慮が求められるのは言うまでもない｡
小木健太の強盗強姦と比較して｢行為｣の悪質性を問う事もまた意味がない｡私はもし益田が罪を認めたならば､その深刻さや悪質性において何ら変わらないものと認識する｡
空手もﾎﾞｸｼﾝｸﾞもﾚｽﾘﾝｸﾞも皆､｢格技｣として扱われるが､その中で何故に空手を｢武道｣と呼ぶか!? 新極真会も極真館も共に｢青少年の健全育成｣をｽﾛｰｶﾞﾝにし､格技を通して自らの心身を鍛練する事を以て｢武道｣と位置付けている｡
ならば､彼ら犯人･容疑者のみならず､空手､特に極真空手に関わる全ての人間が改めて｢武道｣の意義を自問し､そして腕力に劣る女性に対して暴力を背景にした卑劣極まりない行為という｢大罪｣を戒める必要があるだろう｡
(極真館西東京支部)
この事件について極真館館長･盧山初雄氏は次のように語る｡
｢武道に携わる者として､決してあってはならない事件を極真館の指導的な任にある人間が起こした事について､最初に組織の長である私の監督不行き届きであった事を自ら認め深く謝罪申し上げます｡また被害に遭われた方に対して何よりもまず謝罪と同時に精一杯の償いをさせて頂きたく存じます｡被害者に一生の心の傷を負わせた事の重大さを自らの心に刻みつつ､深くお詫び申し上げます｡今後､2度とこのような不祥事が起きる事のないよう､緊急に全国の支部長並びに幹部を召集し､人としての心の大切さを話し合い､また規律の強化を図る所存です｡しかし繰り返しますが､まずは組織の長として被害者への謝罪とｹｱｰを第1に優先させていく決意です｣
ちなみに容疑者の益田は極真会館支部長時代から幾つかの不祥事を起こし､極真会館内に於ても｢ﾌﾞﾗｯｸﾘｽﾄ｣にあった人物である｡極真館発足にあたり､館長の盧山初雄は｢志を同じくする者であるならば､来る者は拒まずの精神で広く門戸を開放したい｣と語っている｡だが､今後は｢来る者は拒まず｣ではなく｢来る者を選択する｣姿勢が求められるのではないだろうか!?
極真会館を離れ､極真空手の創始者である大山倍達総裁が生涯､理念とした｢最強の空手｣の復権を目指し､｢原点回帰｣を唱えつつ｢真剣勝負試合｣という新しい試みに挑戦する極真館が､極真空手界に新風を巻き起こしつつある現実を私は支持･応援し続けてきた｡だからこそ､盧山の努力が無に帰するような今回の不祥事が残念でならない｡
同類の事件に対して｢臭い物に蓋｣をするが如く一切の｢自浄力｣を持たなかった新極真会に私は幻滅感で一杯だが､極真館には新極真会と同じ轍を踏んで欲しくないというのが私の正直な気持ちだ｡極真館という組織の｢自浄力｣を目に見える形で発揮して欲しい｡
(了)