2009.05.04
【NEW】沈黙…だが!? (加筆改訂版･前編)
話したｺﾄは録音されてない限り消す事は出来る｡
だが書いたﾓﾉは残るしｺﾋﾟｰされるから決して消せない｡
それ故､物書きは著書にせよBlogであろうが自ら書いたﾓﾉには責任を持たなければならない｡
私は今回BlogやProfileで書いた｢主張｣を訂正するつもりは毛頭ない｡
だが…沈黙する｡
そして…ｱﾙｷﾒﾃﾞｽは手を汚さない｡
私は約30年､独立してから20年…空手･格技界でﾓﾉを書いて生きてきた｡
その格技がﾌﾟﾛ格技であるならば､否､ｱﾏであっても大会･ｲﾍﾞﾝﾄが興行的意味合いを有するならば､それが大きな収入源となる｡そこには必然的に｢裏社会｣が関わる｡
綺麗事を並べても仕方がない｡
昔から｢興行｣からは縁の切れない芸能界とﾌﾟﾛｽﾎﾟｰﾂ界に於いて､｢裏社会｣との関係は公然の公然であった｡
結局､｢裏社会｣などと書くからｽﾃﾚｵﾀｲﾌﾟの妙なｲﾒｰｼﾞがついてしまうのだ｡要は｢親分さん｣である｡地方で興行をやれば地回りの｢侠客の親分さん｣が仕切り､面倒を見る｡大相撲の地方巡業がその好例だ｡それが昔からのｼｷﾀﾘなのだ｡
お祭りと言えば綿菓子などの出店で賑わう｡それら出店の仕切るのは､｢ﾃｷﾔ｣と呼ばれたﾔｸｻﾞ組織である｡それは今も変わらない｡
昔ほど明瞭な線引きはなくなったが､ひとことにﾔｸｻﾞと言っても元々は｢ﾃｷﾔ｣と｢博徒｣に分かれている｡それらを皆､引っ括めてﾔｸｻﾞと呼び､現在では暴力団､｢裏社会｣と言うようになった｡結果､ある意味での偏見が生まれる事になる｡ならば映画の｢寅さん｣も暴力団員という事になる｡
私は決してﾔｸｻﾞや暴力団を擁護しているのではない｡現実を書いているだけである｡だから､今更､芸能界やﾌﾟﾛｽﾎﾟｰﾂ界には｢裏社会｣が云々…など敢えて暴露話のように語るまでもないのだ｡
ついでだから書く｡
同じ｢裏社会｣の範疇に入ると思われているのが｢右翼｣だ｡右翼にもﾋﾟﾝからｷﾘまであるが､概して彼らはﾔｸｻﾞでも暴力団でもない｡これ以上書いていくと某会にまで話が及んできそうだし､本題から外れるのでここで止めておく｡
私が言いたいのは､｢興行｣｢巡業｣と｢裏社会｣と呼ばれる存在の関係は遥か昔､江戸･明治時代にまで遡れるものであり､何も今になって眉を潜める事ではないという現実である｡
だが書いたﾓﾉは残るしｺﾋﾟｰされるから決して消せない｡
それ故､物書きは著書にせよBlogであろうが自ら書いたﾓﾉには責任を持たなければならない｡
私は今回BlogやProfileで書いた｢主張｣を訂正するつもりは毛頭ない｡
だが…沈黙する｡
そして…ｱﾙｷﾒﾃﾞｽは手を汚さない｡
私は約30年､独立してから20年…空手･格技界でﾓﾉを書いて生きてきた｡
その格技がﾌﾟﾛ格技であるならば､否､ｱﾏであっても大会･ｲﾍﾞﾝﾄが興行的意味合いを有するならば､それが大きな収入源となる｡そこには必然的に｢裏社会｣が関わる｡
綺麗事を並べても仕方がない｡
昔から｢興行｣からは縁の切れない芸能界とﾌﾟﾛｽﾎﾟｰﾂ界に於いて､｢裏社会｣との関係は公然の公然であった｡
結局､｢裏社会｣などと書くからｽﾃﾚｵﾀｲﾌﾟの妙なｲﾒｰｼﾞがついてしまうのだ｡要は｢親分さん｣である｡地方で興行をやれば地回りの｢侠客の親分さん｣が仕切り､面倒を見る｡大相撲の地方巡業がその好例だ｡それが昔からのｼｷﾀﾘなのだ｡
お祭りと言えば綿菓子などの出店で賑わう｡それら出店の仕切るのは､｢ﾃｷﾔ｣と呼ばれたﾔｸｻﾞ組織である｡それは今も変わらない｡
昔ほど明瞭な線引きはなくなったが､ひとことにﾔｸｻﾞと言っても元々は｢ﾃｷﾔ｣と｢博徒｣に分かれている｡それらを皆､引っ括めてﾔｸｻﾞと呼び､現在では暴力団､｢裏社会｣と言うようになった｡結果､ある意味での偏見が生まれる事になる｡ならば映画の｢寅さん｣も暴力団員という事になる｡
私は決してﾔｸｻﾞや暴力団を擁護しているのではない｡現実を書いているだけである｡だから､今更､芸能界やﾌﾟﾛｽﾎﾟｰﾂ界には｢裏社会｣が云々…など敢えて暴露話のように語るまでもないのだ｡
ついでだから書く｡
同じ｢裏社会｣の範疇に入ると思われているのが｢右翼｣だ｡右翼にもﾋﾟﾝからｷﾘまであるが､概して彼らはﾔｸｻﾞでも暴力団でもない｡これ以上書いていくと某会にまで話が及んできそうだし､本題から外れるのでここで止めておく｡
私が言いたいのは､｢興行｣｢巡業｣と｢裏社会｣と呼ばれる存在の関係は遥か昔､江戸･明治時代にまで遡れるものであり､何も今になって眉を潜める事ではないという現実である｡
話を戻す｡
空手界は派閥･流派･団体間の抗争の歴史そのものと言ってもいい｡そこからは必ずのように｢裏社会｣の影が見え隠れする｡
そんな世界でﾍﾟﾝを以て生きていこうとするならば､道は2つしかない｡
｢鉛筆芸者｣､｢業界幇間｣として生きるか…｡
それとも､例え如何なる形であれ｢力｣を蓄え､時には｢力｣を武器にしてjournalismを貫き通すか｡
この二者択一のみだ｡
｢鉛筆芸者｣｢業界幇間｣として生きるのは簡単だ｡取材も何も全てｱｺﾞ足どころかｵﾝﾅ宿付きで､更に小遣いまで懐に入れての殿様商売｡ただ一生､首根っこを掴まれ脇腹にﾔｯﾊﾟを突き付けられた､業界による｢傀儡｣の殿様だ｡そんな殿様は私の周囲には山ほどいた｡
｢戦う編集長｣をｳﾘにしていた山田英司が好例だ｡ﾀﾀﾞで海外取材に行き､ﾀﾀﾞで娼婦と遊んだ｡全て業界の銭である｡挙げ句に厄介な性病までもらって帰国した｡
もう山田はこの業界で生きていく限り､いつ沸騰するか氷に変わるか分からない､今は快適な温泉に浸り続けるしかないだろう｡ただ､ﾆｯﾁもｻｯﾁも行かない状況に追い詰められたら私に連絡するよう約束している｡さすがの私もかつての同僚を見殺しには出来ない｡
ところで､｢鉛筆芸者｣を食い物にする業界人…格技の先生､師範､道場主たちでさえ､見方を変えれば｢裏社会｣に軒先を貸して母屋を盗られた｢業界幇間｣が殆どだ｡
大山倍達の死後､2代目館長に就任した松井章圭に対し､｢松井は暴力団や犯罪者と癒着している｣と反松井派の支部長たちが一斉に大合唱した｡松井が俗に｢経済ﾔｸｻﾞ｣と呼ばれた大物経済犯･許永中氏に可愛がられてきた､また許永中氏への｢仁義｣と｢人情｣を公言し続けた点を突いての言葉である｡
私は呆れて怒る気にも笑う気にもなれなかった｡何故なら許永中氏の名前を挙げて､まるで鬼の首でも取ったように騒ぐ支部長たち自身はどうなのか!?
私もﾀﾞﾃに30年もこの世界で飯を喰ってきたわけではない｡｢元｣極真会館の長谷川､大石､緑､三好､高木､木元､津浦…数え挙げたらｷﾘがない｡ｱﾅﾀたちの周囲に群がる｢後援者｣などと呼ばれる集団｡彼らと許永中氏がどう違うのか!? 違うのは大物か小物程度の差でしかないではないか!
第一､極真会館創始者･大山倍達自身がかつての柳川組組長･柳川次郎氏や東声会会長の町井久之氏ら｢裏社会｣の超大物との｢義兄弟｣的な付き合いを公言してきた｡
要は､｢義兄弟｣であろうが公私のｹｼﾞﾒをつける事が重要なのだ｡ｹｼﾞﾒをつけられるのならば誰と懇意にしようが文句を言われる筋合いはない…これは私の持論であるが｡
ならば､松井を責める資格のある支部長は一体どれだけいたのか!? 逆に私は彼らに訊きたかった｡
｢三瓶さん､ｱﾝﾀは清廉潔白なのですか? 女性関係はﾀﾞﾗしなくても…そういえば喜久子さんとの問題以前､90年頃です｡私が必死に止めたのに某ﾋﾞｸｽのHさんとも関係してしまいましたね｣
｢長谷川さん､真っ先に松井は暴力団とｽﾞﾌﾞｽﾞﾌﾞだ｡総裁を殺したのも松井の取り巻きだと主張し､未だに公言していますが､長谷川さん自身の後援会長は超がつく親分さんじゃなかったでしたっけ｡いいんですか!? ご自分の事は?｣
(続く)
空手界は派閥･流派･団体間の抗争の歴史そのものと言ってもいい｡そこからは必ずのように｢裏社会｣の影が見え隠れする｡
そんな世界でﾍﾟﾝを以て生きていこうとするならば､道は2つしかない｡
｢鉛筆芸者｣､｢業界幇間｣として生きるか…｡
それとも､例え如何なる形であれ｢力｣を蓄え､時には｢力｣を武器にしてjournalismを貫き通すか｡
この二者択一のみだ｡
｢鉛筆芸者｣｢業界幇間｣として生きるのは簡単だ｡取材も何も全てｱｺﾞ足どころかｵﾝﾅ宿付きで､更に小遣いまで懐に入れての殿様商売｡ただ一生､首根っこを掴まれ脇腹にﾔｯﾊﾟを突き付けられた､業界による｢傀儡｣の殿様だ｡そんな殿様は私の周囲には山ほどいた｡
｢戦う編集長｣をｳﾘにしていた山田英司が好例だ｡ﾀﾀﾞで海外取材に行き､ﾀﾀﾞで娼婦と遊んだ｡全て業界の銭である｡挙げ句に厄介な性病までもらって帰国した｡
もう山田はこの業界で生きていく限り､いつ沸騰するか氷に変わるか分からない､今は快適な温泉に浸り続けるしかないだろう｡ただ､ﾆｯﾁもｻｯﾁも行かない状況に追い詰められたら私に連絡するよう約束している｡さすがの私もかつての同僚を見殺しには出来ない｡
ところで､｢鉛筆芸者｣を食い物にする業界人…格技の先生､師範､道場主たちでさえ､見方を変えれば｢裏社会｣に軒先を貸して母屋を盗られた｢業界幇間｣が殆どだ｡
大山倍達の死後､2代目館長に就任した松井章圭に対し､｢松井は暴力団や犯罪者と癒着している｣と反松井派の支部長たちが一斉に大合唱した｡松井が俗に｢経済ﾔｸｻﾞ｣と呼ばれた大物経済犯･許永中氏に可愛がられてきた､また許永中氏への｢仁義｣と｢人情｣を公言し続けた点を突いての言葉である｡
私は呆れて怒る気にも笑う気にもなれなかった｡何故なら許永中氏の名前を挙げて､まるで鬼の首でも取ったように騒ぐ支部長たち自身はどうなのか!?
私もﾀﾞﾃに30年もこの世界で飯を喰ってきたわけではない｡｢元｣極真会館の長谷川､大石､緑､三好､高木､木元､津浦…数え挙げたらｷﾘがない｡ｱﾅﾀたちの周囲に群がる｢後援者｣などと呼ばれる集団｡彼らと許永中氏がどう違うのか!? 違うのは大物か小物程度の差でしかないではないか!
第一､極真会館創始者･大山倍達自身がかつての柳川組組長･柳川次郎氏や東声会会長の町井久之氏ら｢裏社会｣の超大物との｢義兄弟｣的な付き合いを公言してきた｡
要は､｢義兄弟｣であろうが公私のｹｼﾞﾒをつける事が重要なのだ｡ｹｼﾞﾒをつけられるのならば誰と懇意にしようが文句を言われる筋合いはない…これは私の持論であるが｡
ならば､松井を責める資格のある支部長は一体どれだけいたのか!? 逆に私は彼らに訊きたかった｡
｢三瓶さん､ｱﾝﾀは清廉潔白なのですか? 女性関係はﾀﾞﾗしなくても…そういえば喜久子さんとの問題以前､90年頃です｡私が必死に止めたのに某ﾋﾞｸｽのHさんとも関係してしまいましたね｣
｢長谷川さん､真っ先に松井は暴力団とｽﾞﾌﾞｽﾞﾌﾞだ｡総裁を殺したのも松井の取り巻きだと主張し､未だに公言していますが､長谷川さん自身の後援会長は超がつく親分さんじゃなかったでしたっけ｡いいんですか!? ご自分の事は?｣
(続く)