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大阪中央郵便局:新ビル開業先送り、入居テナント不足で

大阪中央郵便局=大阪市北区で、幾島健太郎撮影
大阪中央郵便局=大阪市北区で、幾島健太郎撮影

 大阪中央郵便局(大阪市北区)の局舎建て替えで、日本郵政が新ビルの開業時期を当初予定の12年より先送りすることが11日分かった。40階建ての超高層ビルに建て替える計画だが、入居テナントの不足で開業が遅れる見込みという。

 計画では、西隣のJR西日本所有地と一体で局舎を再開発し、郵便局の窓口のほか、東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を経営するオリエンタルランドの劇場や商業施設、オフィスが入る予定。関係者によると、劇場などに問題はないが、収益に不可欠なオフィステナントが確保できていないという。

 大阪市都心部の4月末の主なオフィスビル平均空き室率は18カ月連続で悪化(三鬼商事調べ)。景気後退で企業がオフィスを縮小する傾向が続いている。

 現局舎は1939年建築の初期モダニズム建築として、東京中央郵便局(東京都千代田区)と並び評価が高く保存運動が起きている。日本郵政はこれまで保存部分の拡大は検討するものの、12年の開業時期は変更しない意向を示していた。

毎日新聞 2009年5月12日 2時30分(最終更新 5月12日 2時33分)

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