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4人目の感染確認=男子高校生、順調に回復−新型インフル・厚労省

5月10日17時35分配信 時事通信

 国内初の感染者が確認された新型インフルエンザについて、厚生労働省は10日、感染者の大阪府立高校の生徒2人と教師の計3人とともに、米国発の航空機で帰国した同校男子生徒の感染を新たに確認したと発表した。順調に回復しているという。国内の感染者はこれで4人となった。
 一方、同省は4人と同じノースウエスト航空25便で入国した164人のうち161人と保健所を通じて連絡を取り、重い体調不良がないことを確認した。残る3人の所在確認を急いでいる。
 厚労省によると、4人は生徒と教師計36人でカナダでの交流事業に参加し、米デトロイトから8日夕、成田空港に到着。男子生徒2人=いずれも(16)=と男性教師(46)の感染が確認された。翌9日になって体調不良が認められた他の生徒7人について、千葉県衛生研究所などが遺伝子検査をしたところ、1人が陽性となり、国立感染症研究所が確定検査をしていた。
 大阪府教育委員会などによると、新たに感染が判明した男子生徒(16)は9日午後、38度程度の熱とせきの症状があり、千葉県内の感染症指定医療機関に搬送された。
 同省によると、生徒はタミフルの投与を受け順調に回復。体温は10日午後2時現在で36度7分で、せきはない。先に発症した生徒2人も36度5分と37度で、せきはない。教師は38度の熱とせきがあるが、症状は軽くなったという。 

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最終更新:5月10日22時25分

時事通信

 

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