2009年5月9日 19時0分更新
明石海峡大橋や瀬戸大橋などを管理している本州四国連絡高速道路会社が、韓国の道路公社と技術協力を進めることを決め、8日、神戸市で調印式が行われました。
調印式では、本四連絡高速道路会社の中村守常務と、韓国道路公社のカン・チェイス本部長が、技術協力についての合意書に署名して交換しました。
今回の技術協力には、明石海峡大橋や瀬戸大橋など大規模な橋の設計や管理に高い技術を持つ本四連絡高速道路会社と韓国のほとんどの高速道路を建設し、道路の運営に優れている韓国道路公社が互いの強みを生かす狙いがあります。両社は、今後、少なくとも4年間にわたって相互に人材を派遣し、技術情報を交換するほか、協力して橋や高速道路の設計を進めるということです。
本四連絡高速道路会社の中村常務は、「高い技術を持つ韓国道路公社と協力できることをうれしく思う」と話していました。
また、韓国道路公社のカン本部長は、「今回の技術協力が韓国と日本の道路技術の発展に大きな役割を果たすことを期待している」と話していました。