県内に住む母親(35)が、中・高生の娘2人に売春させたとして児童福祉法違反(淫行(いんこう)をさせる行為)の罪で起訴された事件で、県警は8日、玄海町有浦、農業、中島康志容疑者(58)を児童買春禁止法違反の疑いで逮捕した。逮捕容疑は2月23日、県内のホテルで1万円を払って少女を買春したとされる。
県警少年課によると、中島容疑者は買春行為を認めているが「18歳未満と知らなかった」などと、容疑を一部否認しているという。
同事件で、児童買春禁止法違反容疑による逮捕者は4人目。
同課によると、母親はパチンコなどの借金で生活が苦しくなったことから娘に十数人を相手に売春させ、娘が受け取った代金の一部をもらって生活費に充てていたとされる。
毎日新聞 2009年5月9日 地方版