みんカラ

2009年05月09日
湿度20%切ってます・・・(^^;;
全く持って乾燥しません。。

これは作業前にチェックした時の画像です。
カメラでは写らないのでごめんなさい。
縦10cm×横4cmのでっかいデポジです。
普通の水染み(デポジ)は撥水の水滴状に鱗型です。
プロの皆さんは、ご存知のとおり水分の無機質被害です。
水道水ぶっかけて放置すれば、屋内でも着きます。
ポットや台所のシンクに付着するのと同じです。

最近の車はこの現象がコーティング加工済みでもそうでなくとも多いと感じません?
一昔、15年〜以上前の車にもありましたが、更に取れにくくなっています。
本来、有機と無機は定着の相性はよくありません。
水と油の理論で分離するので、従来の有機塗料では堆積するだけで固着は少ないです。
でもなぜか最近は、研磨剤で削り落とさないと取れない状況ではないでしょか?

そこが・・・私が言う塗料がガラスコーティングと言う意味です。

塗料はハイソリッド(低公害塗料)に移り変わりました。
欧州などは酸性雨被害が深刻です。
アジアは黄砂被害が深刻です。
車の塗料は、お国が変われば求める性質も大きく異なります。
ドイツ車などは、歴史的建造物が酸性雨被害を受けだすくらい酸被害を重視。
ですから、塗料の無機質化を高めて保護しています。

日本は、黄砂(アルカリ質)被害があるので微有機塗料となります。
海外ではガラスコーティングが必要ないので導入しません。
逆にペルマガードやポリラック・スイスワックスが主流です。

国産で最も欧州車に近い塗装が、レクサスです。
輸出を視野に入れているので、世界基準に合わせています。
そして、マツダの塗装です。
これもまた欧州への輸出を視野に入れているのであちらの環境対策です。

それを知ってか?知らずか?

ガラスコーティング(無機系コート剤)が未だに良いという人たち・・・

見下すとか批判とかしているのではなくて・・・ひとつ聞きたいけどだれも答えない

コーティングって何でするの?

Coating=クリアー塗装/Painting=顔料塗装では?

純正塗装で例えれば、下塗り⇒中塗り⇒上塗りと性質違いますよね?

それは、同性質だと「守る=保護」の意味が無いからですよね?

共に異なる性質だから混ざらないので積層化されて皮膜に分離しますよね?

乾いた水性絵の具の上に、また同じ絵の具塗ったら混ざりますよね?

これを戻りと塗装業界では言います。


つい去年まで、マニア高校生呼んで技術習ってた素人だか?プロだか分からない人に・・・

「出直して来い」言われたそうです・・σ(^_^)アタシ

なので言います・・・クリアー塗料の樹脂抜いたら何でしょう?(笑)

うちのグループのメンバーは全員当然しってますよね?・・・知らない??(苦笑)

それが分かれば、今の工法の意味が理解できます。

神戸の業界大先輩がやっている事、言ってることは間違いではないですよ!

だからシングルだけで私たちは仕上げてきたんですから(笑)

デポジの話から反れちゃいましたが、ガラスコーティングの塗装にそれ以上の無機質

乗せたら付くのは当たり前の話です。

耐擦り傷防汚フッ素樹脂クリアーの上に、フッ素塗ったら?


何度も言うけど3大溶媒原理ね!

水・油・フッ素は単体では混ざらない、同性質は比重分離するが混ざりますね?

下塗り=油/中塗り=水/上塗り=フッ素理想だよね。全てが同じじゃないけど

高温焼付けと違い、常温効果反応剤で硬化させたフッ素樹脂はかな〜り強いと思います。

建築のような安価塗料などは効果があるだろうけど・・・


フッ素や紫外線吸収剤は、紫外線や熱などで自ら劣化して保護します。

蓮の葉やカルナバロウなどは天然フッ素みたいなもの・・・

分かりやすく言えば、綺麗になるために整形無闇にすれば・・・マイケルジャクソン

劣化や痛みが通常より加速します・・・磨きも同じね。


磨く技術で言えば、6000より1500のほうが艶が出てよい感じになる。

だからと言って1500が良いか?と言えば別問題で艶引けは早い。

コーティングでパッケージするので問題ないだけ。

研磨剤の成分が良いから艶が出るだけ。


塗装より強い性質または同性質は使い方によって順番間違えると塗装を壊す。

お客さんが10年も同じ車を乗り続ける人が居ないから分からないだけ。

高速で走るものだから、人為的劣化と自然劣化の区別がつかないだけ。

そこに逃げ道作って甘んじてきたので足元見られます。


私たちに仕事は、調律師です。
一般人にはわからない感覚の部分です。
調律師のレベルの違いがわかる人たちは・・・音感が優れた一部の人たちだけ・・・

調律師は改造はしない・・・白物家電は壊れにくくて同じ寿命です。
最強はノーマルです・・・ノーマルを維持する仕事です。


結論

塗装の再生(復元)=フッ素&ガラスコート○

塗装を守るコーティング=フッ素&ガラスコート×


ノーマル塗装のデメリットを緩和させる=コーティング加工するのなら

カルナバ系=スイスワックス&ザイモールなど

化学樹脂系=ポリラックなど


性質を良く理解して、組み合わせればそれぞれの性能が発揮されるとおもいます。
Posted at 2009/05/09 10:46:04
2009年05月08日
はえ〜なぁ〜(^^;)

磨きより、コーティング乾燥時間の方が長いです。

しかし、ドイツ車は塗装が良くて楽です。

皆さん、塗装が硬くて磨けないとか言われますが、

硬いったって4H前後でしょ?(笑)

コツをつかむと国産より滅茶苦茶早く仕上がりますよ?

どの車もルーフの真ん中がベコっと簡単に凹むので磨ききれていません。

画像は別に撮影の為に止めているわけではありません。

マックス6で指2本で摘んでいるだけです。

しかも・・・ベースパッドは・・・あえてノーマルに換えています。

持っている人ならどれだけ暴れるか?ご存知かと思います。(;^_^A アセアセ・・・

特にルーフなど芯地が無い部位は、ポリッシャーの自重だけで磨く、選択します。

でもそれだけでは磨けませんよね?では皆さんはどうしていますか?

画像が見難いですが、バフを見ると125mmでベースは145mmです。

ベースパッドより小径のバフをあえて使っています。

そしてバフとベースの間に厚めのクッションパッド入れています。

相当暴れることは想像付くのでは無いでしょうか?

格好つけて指2本で持っているのではなく、これができない人は磨けません。

バフを片研磨にしたり、面全体にしたりでは暴れてしまい、暴れるから加圧します。

それこそが余計な動きなんです。


ペースパッドより小径のものを使うことで、自重が掛かるとバフはどう変形しますか?

ベースより大きいテーパー形状などであれば外側に遠心力で膨らみますよね?

惰性で暴れだします。

小径であれば、中心に向かってバフは収縮します。

ここは物理運動の力学部分です。

面圧の活用

ワンハンドダブルではなく、電動ルペスでもなくFLEXなのも意味があります。

暴れるくらい振りが大きいのでこの面圧効果が最大限に発揮されます。

なのでルペスでは効果があまり無いのです。。



皆さんが言う技術って何?良い機材や資材を持ってること?設備がある事?

広くて綺麗なショップだと技術が高いの??

私たちディティーリング従事者の作業場所は本来、ショーカーブースなど出張先です。

出先で最高の仕上げをしなければクライアントに怒られます。

持っていける道具は限られますから、あとはこうした応用で仕上げます。

これはほんのノウハウの一部ですが、私たちのグループはここを学んでいます。

垢すりは健康に良いですが、過度の加圧や行為を繰り返すと逆効果になります。

自動車研磨も同じだと思います。

傷消しは誰でもホームセンターやヤフオクで揃えれば素人さんでも女性でも子供でもできます。

プロは最速に最小の研磨で最高の物理的防汚性を引き出す事が可能です。

そこの肌にコーティングが乗るので100%に近いコート剤の化学性能が引き出されます。

活字や言葉にすると簡単に聞こえますが・・・見えないので難しいのです。

疑う前に試してから賛否でも語ってください♪
Posted at 2009/05/08 22:49:23
2009年05月07日
何とか協力を仰いで進めておりますので少々お待ちくださいね。

今日からVWR32の新規です。

VWがこの不況でも売れる理由がハッキリ分かる作り込みの良さを感じます。

メルセデスやBMWと比べても企業体質が感じられます。

問題なのは・・・クリアー塗装が・・・

ベンツとBMWのハーフみたいな塗装で発色は良いのですがやりにくいです。

今まで行ってきたフラットだしの工程を減らして同じ効果を得る為に・・・

そこの部分に特化して作業を進めております。



製品力はあっても、作った人間が信用できない奴なら使わない・・・

逆に、製品力が乏しい物でも開発者が人として信用できれば無償で協力する・・・

そしてその製品を知ってもらう・・・

どんなに良い製品でも流行るとは限らないのはそこでしょう。


心配になって電話しましたが・・・元気で何よりでした。(笑)
Posted at 2009/05/07 22:09:06
2009年05月06日
今日は夏用ホイールコートです。
社外品は別にしなくとも問題ないですが、
純正品はしといた方が良いと思います。
特に輸入車はブレーキダストが多いので
ホイールに焼き付いちゃいます。

ボディーと違い、素材が素材なので特に気にしなくともフッ素系でよいでしょう。
降雪地域は、半年で交換するので小まめにメンテできますが関東などは付けたままなので
たまに外してメンテするのも良いです。

特にテクはありません。(笑)
100円ショップのアクリルたわしがお勧めです


資金難で・・・11月から頼んでたバフのサンプルがやっと届きましたが・・・

全く持ってセンスなし!(笑)
Hさんのほうが格段に出来が良いので無駄なお金は節約します。
化学ケミカルメーカーは多数つながりあっても、機材とバフは無いので仕方ないです。
黙って私は専門の液物だけにします。(^^;)

研磨剤も何とか決まり、バフも提供を受けて何とか九州間に合いそうです。

ルークリ用の消臭滅菌剤のサンプルできましたのでメンバーで欲しい方は言ってください。
空気触媒とかではありませんが、かなり強力です。

市販はしないので作ってもロッドを捌けないのでいい加減やめます。

不況が影響してか・・・新商品の検証依頼もないですねぇ・・・

時機を見ながら、内装屋へ徐々に戻ります。



※最近○○専用ブログなので関係者の皆さんは「??」でしょうがスルーで!(笑)
 まーくんこれで良いでしょうか?ネタが無いので面倒くさいです。
 PCリカバリしたら間違って携帯とメアドのバックアップ消してしまいました・・・(^^;)
 申し訳ないですが連絡ください!メンバーの皆さんもお願いします。ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
 これ終わったら町田&淀川&神戸出張お願いします。v(*'-^*)b
Posted at 2009/05/06 21:17:44
2009年05月06日
自動車塗装には大きく3種類あります。

1.ソリッド塗装
2.メタリック塗装
3.マイカ塗装(パール含む)


皆さん見慣れてしまっている自動車塗装ですが、塗装を行う製品の中で一番高価な塗料

であり、一番手のかかる塗装技術です。

自動車塗装に匹敵する製品塗装は他にはありません。

一番頑丈で綺麗な塗装技術は自動車がダントツ一番だと思います。

自動車塗装は、意匠性(デコレーション)と保護性(プロテクション)を兼ね備えます。

調色以外に、意匠性に関しては光輝材を用いたりとバリエーションが豊富です。

レクサスのコスモシルバーなどは殆んど光輝材だけで金属調発色させています。

これに近いのが、BMWミニにあったシルバーです。

殆んど顔料の色素がないくらいにメタリック塗装です。

塗装屋さんからヘルプの電話で呼ばれますが・・・まず合わせるのは無理・・・


今回のお勉強は、上記図を見てメタリック塗装をどう変化させるか?

ベンツの塗装を、磨きで艶と光沢に分けるなどたわけた事を言う青年がいますが・・・

ベンツの塗装でできるわけがないだろうと・・・できたらメルセデス本社に呼ばれます。(笑)

凄腕の持ち主みたいなので依頼されてはいかがでしょうか?(苦笑)


磨きやコーティングで変えられるのは、1Kソリッドとメタリックとパールだけです。

塗料の性質上、ベンツやレクサスはまず無理でしょう・・・(T▽T)アハハ!

下線の部分をあえて教えなかったので、受け売りすると恥をかきます。

見てのとおり、顔料反射ではなく光輝材のアルミフレークが反射板の役目をします。

メタリックと言っても様々な吹き方がありますので全てとは言いませんが、一般的な

メタリックやパールは、上塗りの厚さで変化を起こします。

そして皮膜コーティングの性質を使い分ける事で変化をします。

艶と光沢この意味は本来真逆の意味です。

人間は、目隠ししてもどの方向から音が聞こえるか当てることができます。

これは左右の耳に届く微妙な波長の速度変化でわかります。

光も同じで、光源を100%とすると100%に最も近いのが鏡や鍍金です。

マイカより2Kソリッド、2Kソリッドより1Kソリッドが100%近くなります。

ソリッド塗装は近くで見ると痛んでいるのに、遠く離れると綺麗に見えます。

屈折を起こす皮膜が薄くなれば反射率は単純に増すのです。

30μより15μのほうが反射は増します。


なので塗装を鏡面にすると、クリアー塗装は無くなると言う単純な事です。

前記事で書いた、ディティール屋と磨き屋の違いはここにあります。

本当のディティールと言うのは、塗装の厚さを細かくコントロールすることです。

ですから、白系と黒系では全く異なる工法になるのです。

白は膨張色、黒は収縮色です。

プレスラインを強調させたり、車高を低く見せたり目の錯覚を光源で行います。

パールにおいては、厚さで青〜赤と色彩が変わります。

七色の可視光色で一番強いのが黄色〜赤の暖色です。

照明に合わせたり、好みに合わせて調整します。


これを言うと信じがたいかもしれませんが・・・よく思い出してください。

新車のパールは青みが強く、劣化したパールは赤みが強くなります。

クリアーが劣化して薄くなっていく証拠です。

塗装の厚さで変わるので色が合わせにくいのです。


関係者は全員知っていると思いますが、私が塗装膜圧計を使わなくても膜圧を当てる

のはここの部分です・・・2次元の世界を指触だけで当てられるわけがないでしょ?

艶と光沢の変化で上塗り塗装の膜圧を読み取っています。


傷を除去する事が私たちの仕事なら素人でも資材があればできるんです。

エアロを外したら?新車の同系車種の脇に並べたら?そのちがいがわかるはずです。

塗装の表現は、艶と光沢しかありません。

これは磨きの研磨剤にも応用されています。


しかし、最近の塗装は著しく変化をしておりこの技術はも使えなくなるでしょう。

だからベンツの塗装では無理なんです・・・。

私が面白くないとボヤくところはそこですね・・・


長々となりましたが、塗装の物理的な部分に拘れば機材もコーティングも選択肢が変わります。

知識が無ければ、技術はあがりません。
Posted at 2009/05/06 03:26:15
2009年05月05日
検証終了。
ダブルとギアだけで仕上げました。
途中シングルを使えないのでイライラしました。
まず、ギアとダブル使わせたら下手糞です。(^^;;
あの振動が感覚を奪うので何ミクロン抜いたか解らない。
この機材は2機目ですが、昨年春に最初に買ったより回る??

この面は、昨年Mさんがやった場所ですが・・・ある光源で素人のお客さんでもわかる
そのくらい歪みと、コーティングが飲まれて逆に汚れを取り込む状況でした。
真っ白いバフがこの側面だけなんど洗車しても回すと出てきます。
目に見えた傷だけしか見ていないのでこのような事が起こります。
修正に倍の時間を要して何とか終了。

ウールで回しクリアーを塗布。
硬化したら白バフで余剰硬化分を剥ぎ取る感じで磨くと硬質皮膜が出ます。
これが重要で、同時に次の足付けにもなります。
この時点で、1トーン落ちています。
その後、茶バフで磨く。
こうして傷の凹凸を整えます。
その後に2%でガン吹きはいつものとおりです。

その後、生地バフで樹脂を塗りこみ膜圧を稼ぎます。
そして、耐デポジ対策と衝撃性を緩和させるV型又は鉄4を施工。

完成すると、レクサス212に近い深い艶になります。


Posted at 2009/05/05 11:19:21
2009年05月04日
新しいサンプルバフが届いたので、
研磨剤の調整をしながら実車検証です。
やっと・・・やっと・・・見つけた!!
探し求めていたバフがやっと見つかった。
ヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ!


トヨタ202が一撃で仕上がります!(o^-')b グッ!

左側は白ボケて見えますが、この特殊光源でしか見えません。

蛍光灯では、光沢のある202塗装ですがLABOの光は西日や朝日にケルビン設定

種類も紫外線(水銀&HID)・赤外線(短波ハロゲン)・ナトリウムと3機です。

この光源で慣れない人が磨くと1日ワンパネルしか終わらない人も居ます。(笑)

うちの若手エース二人もワンパネルに相当時間が掛かっています。

皆さんが使う高ケルビンの強烈な光ではないので気が付かないだけです。

この光源で傷を全て消そうとすると塗装が10ミクロンは無くなります。

皆さん高ワットの高ケルビン照明を導入しておりますが・・・

逆に傷や肌は見えにくくなりますよ?特に無機顔料系の塗装や淡色は・・・。

有機顔料の車種は、クリアーに紫外線対策されているので反射して見えません。

仮に見えてもそれを消すまで相当の塗装を削る事になります。

単発光源ではなく、太陽光に限りなく近く3波光源を混ぜて照射が良いです。


各パネルごとに機材とバフと研磨剤の組み合わせを変えてデータ取りました。

おかげで3倍の時間が掛かっていますが、これものいずれ皆さんの現場に落ちます。

polishというよりlusterと言う表現が近いかな・・・

とにかくこのバフは凄いです。

足付けと艶出しが同時に丁度良く行えると言う感じです。

一見同じに綺麗に見える磨きでも、左右でコーティングや防汚性が大きく変わります。

全パネル同じやり方だと気が付きませんが、私みたいにパネルごとに分けると違いが

はっきりとわかります。

今までは、バフに限界があったので研磨剤の性能を上げてきました。

このバフの登場で研磨剤は実質デチューンされています。

今までの常識が逆になるので使いこなせる人は頭が柔らかい人だと思います。

加圧と減圧と回転数とモーションではっきり差が出ます。

これを理解できる人はムラ無く一撃で仕上がります。

スパはGS向け、ラスターはプロ向けでシステム化ですね!

Hさんにアッパレ!
Posted at 2009/05/04 09:43:58
2009年05月03日
いつもお世話になってる検証機材です。

アーク灯です。

耐天候性を調べるのに使います。

主に紫外線劣化を計測します。


出回っているガラスコーティングをこの中に入れると・・・

(@゜Д゜@;)あら・・・?(ノ゜凵K)ノびっくり!!

皮膜として存在していれば大丈夫ですが、大半は・・・です。


塗る工程の問題?液剤の問題?はたまた磨き足付けの問題?様々です。

皆さんが知っている常識は、この性質はこうだろう・・・から解釈された内容です。

自動車塗料含めてこうした自然状況より過酷な検証実験をしてうまれますが・・・

コーティング剤ってどうでしょう?


光触媒、フッ素・・・安定され、バインダーがあれば別ですが・・・

上のものを落とすと言う事は、下のほうにも影響が出ると言うこと。

酸化する・・・今の車は本当に酸化で壊れるのかな?

屋外のごみバケツは褪色や劣化しますが、屋内は?

空気酸化なら屋内も酸化しますよね?

そういう事を疑問に考えて行かないと、結果としてユーザーを騙すことになります。


クリアーには、紫外線反射吸収剤などで緩和するものや、厚さで屈折を起こし緩和する物

化学的か?物理的か?の違いで耐天候性を出しています。

そしてそれらは、自ら劣化して保護します。

そう考えると、屋外保管の車は3年で劣化が始まる・・・

気温の高い地域だとさらに熱で塗装が劣化する・・・

黄色くなるのは可視光色の一番強い色。

なので黄色が雨天でも一番視認性が良いのです。


新車でこの意味を解らずむやみに傷しか見てないプロは、磨くことで塗装劣化を早める

クリアー無意味に削れば、フッ素基もすべて剥ぎ取ってしまうわけではないでしょうか?

3年以内は、傷を埋めて現状維持で綺麗に見せる工法。

3年以降は、劣化膜を整え再生する工法へ。

その時初めてガラスコーティングの真価が問われます。

本来その為に作られたのですから・・・

新たな研磨システムが有名店から広がっていくでしょう。

楽しみですね♪
Posted at 2009/05/03 09:15:09
2009年04月30日
プロショップの皆さんは研磨剤について

どう考えているのでしょうか?

研磨剤で研磨する?バフで研磨する?

いろんな方達に質問するのですが大きく分かれます。


私は研磨剤を得意として今まで開発してきました。

研磨剤マニアと言っても過言では無いくらい種類があります。

今では、臭気と手触り、磨いた後の変化で成分まで読めます。

歯磨き粉も銘柄ではなく、研磨剤の質と添加物などで選びます。


私たちも毎日、研磨剤で歯を削っているのです。

歯磨きの仕方を間違えると、エナメル層が薄くなり知覚過敏になったりします。

車の塗装も同じで、誰でも傷を除去して艶は出せますがクリアーは減ります。

上手な人でも、素人に近い人でも削って除去するのは同じことです。

下手な人が塗装を削って?上手い人が塗装を削らないと言うならわかりますけど・・・

誰が上手いとか・・・下手とか・・・この業界で討論してますがみな同じでしょう。。

違うのは磨いた後に塗装が弱くなるか?そうではないか?です。

皆さんは磨きだけではなくコーティングの前処理ですので生の塗装状態がわからないのです。

私は、研磨剤を機材によってバフに付ける量や位置を考えたりしながら磨きます。

研磨って結局は物理工程でしょ?

研磨剤は、コーティング剤とは違い化学ではなく物理論です。

シングルとダブルでは、回転が異なるわけですから研磨剤の動き方も変わります。

今までは、シングルしか機材が無かったのでフッ素などシリコン性質を多めに入れて

摩擦熱の上昇を抑制したり、摩擦熱で塗装に結合させたりしていました。

一昔前に板金塗装業で流行ったフッ素入り研磨剤・・・シングルで70度の熱が発生

すると、瞬時に硬化して塗装に結合する物がありました。

そしてダブルアクションが出だしてきて、熱量が得られないので硬化せずに堆積し、

脱脂をすると剥がれ、バフ目が浮き出す事に皆さんは固定観念が先走っています。

シリコン=×

ノンシリコン=○

今も昔も研磨剤は大きく変わってはいません・・・物理行為は変わりようがありません。

何が変わったの?と言えば・・・磨く対象が変わったことでの変更です。

今までの研磨剤は、顔料を磨く研磨剤でした。

今は、クリアーを磨く研磨剤に変わっただけです。

今までは、無機質顔料を直で磨く行為でしたので研磨剤はシリコンが多かったんです。

今は、有機クリアー塗装なので・・・シリコーンなんです。(笑)


傷を取る磨きは低回転で、仕上げは高回転にならなければ本来おかしいのですよ!

ガラスを磨くセリウムは赤茶ですが・・・あれは無機塗料の顔料素材にもなります。


従来は、白/黒/赤/黄/赤/緑などの原色は無機顔料でした。

今は、VOCに伴ってクロムなど有害質を除くため、白/黒以外は有機顔料へ変更

なので2Kソリッド誕生へ変わってきたのです。

当然有機顔料は、直では劣化などしますから無機系のセラミッククリアーなどで保護

これがガラスコーティングの本家本元である今のクリアーです。

なので、赤や黄や緑色の顔料塗装を見るとメーカーの塗装状況が良くわかります。

ピカールで真鍮磨いても時間がたてばまた錆びで艶引けします。

これが昔の塗装です。

今の車に、何十万もかけてガラスコーティングを施すならクリアー全塗装を薦めます。

クリアーの塗装は、加修復暦にならないですからね?(笑)

企業秘密につながるので、詳しい事を書けない立場ですが・・・ガラスコーティング

の本当の開発誕生の意味・・・劣化して顔料を保護するクリアー塗料のメンテンスです。

皆さんは、ガラスコーティングは別物でコーティングをメンテンスする感覚ですが、

そこからズレが生じているので、頑固として意見論争が出ています。

私たちがそれを見ていて、開発陣と苦笑いしながら傍観している状況です。(苦笑)


ノンシリコンの意味や、ガラスコーティングの本当の意味を言うと売れないので言わない

作る側には筋道があるので納得できるのですが、使う人は断片的解釈なので・・・


話がコーティングになりましたが、クリアコーティングは朽ちて劣化しなが塗装を保護

する事で、洗車のアルカリ成分、酸性雨などでつど脱皮のように剥がれていきます。

そうすると、塗装面は凹凸になり傷のように目視できる状態になります。

本当の傷は直線的に入りますが、螺旋状は塗料の劣化で起きる傷です。

人間の肌構造に例えるならば、活きている皮膚に入る傷と角質に入っている傷です。

その証拠に、螺旋傷は最初に容易に除去できますが最後まで残るのは直線傷では?

現場で作業している本当のプロなら、私の言う意味が良くわかるとおもいます。


クリアー塗装の表面メンテンス剤として作られたので、溶剤のガラスコートなんです。

無溶剤のガラスコートは、あくまで異質のクリアー塗料であって元々はビルや橋などの

建築塗料を応用しているだけです。

車の業界認識とは違う素人さんが応用しただけのものですので、下処理の磨きも解らず

使っているコンパウンドからガラスコーティングまでがひとつのパーッケージで初めて

効果を果たすのに全く食い違う事に気がついていません。

かろうじて、磨きが下手なので磨き残し傷が足付けになってることで救われています。


ちなみに私の今作っている研磨剤などは、ガラスコーティングを施工するより確実に

塗装と結合し剥がれません。


研磨剤なのに??と思う方もいるでしょうが事実です。

別に私が凄いものを作ったとかではなく、元々研磨剤はそういう性質なんです。

だから埋まらないとか・・・ノンシリコンだとか・・・ありえない話なんです。

昔の人なら良く知っている空バフ焼付け・・・

フッ素ポリマーやガラス繊維系のコーティングが流行った時期に使っていた技術ですが・・・

私が最終シングル仕上げの本当の意味がわかりましたか?(笑)

加圧と減圧・・・回転数が重要なのはそう言う意味なんです。


私たちの仕事は、壊れたところを除去する仕事では無いのですよ!

工務店や建具屋さんと同じで、壊れた部位を取っ払うだけで仕事ではないですね?

除去=取ると言う行為は、作業の基本工程です。

職人さんの仕事は、下処理が素人のDIYとは違うのです。

綺麗に壊せば壊すほど、復元がしやすいので技術の差が出ます。


コーティングを100%発揮させたいなら、研磨剤に拘る事・・・

傷を綺麗に早く取りたいならバフに拘る事・・・

共に拘る事で最高の下処理が可能になります。


研磨剤は、使う機材やバフによって潤滑緩和剤となり・・・コーティング並みの復元剤

にもなる魔法の資材だと思ってください。

クリアーがどんどん無機質に近くなるっているからデポジが取れにくいのです。。

ガラスコーティングも全く同じですよね?


私とHさんの作ったシステムを知ればその意味がはっきりと実感できますよ!


私の周りのプロの方々は・・・元々私をネット上などで叩いていたりしてた人ですから

それが今では殆んどが仲良く情報交換している現状です。

謝られる方もいますが、別に良いんです真実を知らなかったんですから(笑)


個人的感情と仕事を割り切れるからプロではないのでしょうか?

いつまでもそうだから足元見られた詐欺業界だと思われるのです・・・。

論より証拠・・・文句言うより試して調べてみてください・・・(笑)
Posted at 2009/04/30 13:22:45
2009年04月27日
          


もうある程度まで検証と開発が進みましたのでネタばらしです。(笑)

液剤等は違いますが、丁度良い動画が落ちていましたので掲載します。

いま建築や家具用で使用しているものでは車体は問題があるのでメーカーとサンプル

などを製作していますが・・・資金が・・・小ロッドが難しいらしいです。

ホイールコーティング用を先に作り、徐々に車体へと考えています。

2年前から実験していますが、耐天候性など元々は屋内製品が主のコーティングなので

レべリング(調整)など塗布後の調整が、素地素材などに応じて行わなければいけません。


この業界得意の・・・仮に真似されても採算性など合わないので今現状では誰もやら

ないので公開します。(笑)

現在、数台の純正ホイールの裏面で検証データーを取っています。

周りから「仕事しろ!」と言われますが・・・これが仕事なんですよね・・・

みなさん、「メーカー=開発」を全てしていると思っているみたいです。

確かに、1〜10まですべて自社開発するメーカーも多くあります。

でも、私たちみたいなSOHO的な人材に依頼や検証サンプルを依頼するケースが多いです。

新商品の企画や検証データーなどが本来の仕事で、自動車磨きは仕事だからやってるだけ。

ディーラーなど一般的な新車など請けないのは車だけが本業じゃないからです。

収益的には、1.建築内装コーティング&補修/2.開発検証の委託/3.車両美装業務です。


当初は、スタッフが3名で計4名で活動していました。

結婚などで地元へ戻ったりで1名で今はやっています。


北海道は、12月〜4月まで自動車業界が冬眠状態になるのでその期間は建築です。

新築物件や賃貸の入れ替わりがある時期なので、クリーニング美装〜補修までします。

4名で担当を分けて行っていたので楽でした。

その技術を現在の車両へ転用しています。

よって、このような建築ではメジャーなコーティングなどを使います。


このコーティングは主に、注文家具メーカーや・店舗什器などの依頼が多いです。

このコーティングのメリットは、無溶剤なので殆んど出張で行えます。


車の場合は、粘度があり塗装肌が鏡面を求められるので一般的な塗装並みのブツなどを

気にするので、塗装ブース並みの環境が必要で実用化が難しいのが現状でした。

ガラスコーティングやクウォーツのように薄い膜なら問題ないのですが、見てのとおり

ポリウレタン並みのとんでもない膜圧になるので車には難しいのです。

メリットは、耐熱性が高く硬度があるのでテーブルやカウンターなど熱焼けの白化現象

などがおきにくく、耐溶剤性が極めて高いので需要が最近増えています。


私がこのコーティングを自動車向けに2年前から検証しているのかと言うと・・・

実はドイツでは国策としてCo2の削減が厳しくなり、現在の粉体電着塗装ではベーク時間

が増すことから、新たな塗装硬化システムを検証しており、おそらくこの無機系UV粉体塗装が

有力であろうと予想していました。

日本でも自動車補修や塗装などに導入研究していますが、実用化までいきません。

これはこれでデメリットが高いことやコストの問題などまだ研究途上です。


今の課題は、作業性を良くする万人向けに改良することです。

完成すれば、ご覧のとおり照射数秒で完全に硬化するのですばらしい作業性です。

耐傷フィルムなど出回っていますが施工作業性など難しくコストが合いません。

今までの磨きスタイルを崩さず、純正塗装を削らない犠牲膜コーティングです。


問題は、逆に艶感など賛否が出る事など完璧ではありません。

Hさんとの連携で、バフや研磨剤や機材などは出来上がったので残すはコーティング。


ここまで膜圧が取れなくとも、現在のAD研磨剤を改良して磨いた直後に照射して終わり

コーティングを塗布する作業をカットする新しい事を考えています。

安くて・早くて・実のあるものを提供する・・・ユーザーと作業者のメリットを出す。

3年目の検証結果を見て大丈夫であれば、グループの1級認定者に落とします。
Posted at 2009/04/27 22:11:46
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