5月8日 お詫びと訂正をさせて頂きます。昨日TOPで紹介したマーチ・コレット♯、エコ減税の対象じゃありませんでした。したがって13年前のクルマを下取りに出せばもらえる25万円は適用されるものの、エコ減税と10万円の補助は受けられません。もう一つ。一昨々日のTOPで紹介した広告、トヨタは関係ありませんでした。クリック広告で収益を上げるため、人気のあるトヨタ車を対象にしたと思われます。
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GT−RスペックVに乗って、いろんなことが解りました。まず「普通のGT−Rの人気の無さ」の原因など。ツマらない乗用車のイメージって「道具」だと思う。シロモノ家電のようになってしまうと、面白さや趣味性など無し。ただ道具に関しては、人間の文明にゃ欠かせない。好きでも嫌いでも面白くなくても日々必要なのだ。
ツマらないスポーツカーとは何だ? こらもう「武器」である。GT−Rのように速さだけ追求すると、追求しないときに何の魅力もない。争いがない時には無用の長物である武器と全く同じ。しかし! スペックVに乗って「楽しさ」を感じたのだった。も少し解りやすく書くと、原爆にゃ魅力無いが、戦闘機はカッコ良い。
スペックVと普通のGT−Rで明らかに違うのは、速さでなく快適性。100kmで高速道路を走っていると、GT−Rは楽しくない。スペックVだと楽しいのだ。その楽しさ、快適性から来て居るんだと思う。おそらくGT−Rの開発チームは強い武器作りに傾注したものの、「クルマとしての魅力とは何か?」を考えなかったんだろう。
例えばボディ作り。開発チームはおそらく「剛体」にしたかったに違いない。けれど曲がったりしなったりする金属で剛体など出来るワケない。「素晴らしい剛性感」があればいいような気がします。スペックVも剛体を追求しているのだろうけれど、よく動くショックアブソーバーの効能によって「滑らかさ」を感じさせるようになった。
スペックVのような「滑らかさ」が標準仕様に出てくれば、驚くほどイメージは変わる。極端なことを言えば、大柄なボディすら気にならなくなるだろう(実際、スペックVは標準仕様よりコンパクトに感じます)。開発チームか評価チームに、水野さんが「こいつの話なら聞いてやる」というクルマ通居れば、素晴らしいクルマになると思います。
ちなみに「誰の話も聞いてないな!」と感じる箇所は多々ある。例えばクルーズコントロール。今やメーター読み115kmまではOKなのに、今だ107kmまでしかセット出来ない。全く情報が入ってきていないのだろう。もう少し門戸を開けば、GT−Rは名実共にポルシェを凌げると思う。 <過去のTOP記事はこちらでお読みください> |