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札幌市児相の複数虐待通報 「助言指導」が過半数 43件中27件 (04/22 06:50)

 札幌市児童相談所が二〇〇八年度、複数回の虐待通報を受けたケースは四十三件に上るが、対応は最も軽い「助言指導」にとどめているケースが二十七件と過半数を占めていることが二十一日、分かった。同相談所は「今のところ適切な対応をしていると考えているが、虐待が深刻化しないように対応を慎重に判断していきたい」と話している。

 「助言指導」以外では、児童福祉司が親子と面談を重ね状況の改善を目指す「継続指導」が六件、親の暴力により子供が重傷を負うなど緊急性を要する「一時保護」は十件だった。

 助言指導を行ったうち、虐待と認定したのは八件あった。親からの暴力であざができるなど子供が軽いけがをしている事例もあったが、親が非を認め親子関係が修復できるとの判断から助言指導にとどめた。残る十九件は親が病気で世話ができないケースなどで虐待にはあたらないとした。いずれも学校など関係機関に子供の観察を要請している。

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