2009年5月7日19時1分
チベット仏教の舞踏のリハーサルをするチベット僧たち=7日、長野市の西方寺
長野市の善光寺御開帳(31日まで)に合わせ、参道わきにある西方寺(さいほうじ)で7日、チベット仏教の踊りや芸術をチベット人の僧侶たちが披露する「大チベット祭」が始まった。
善光寺が昨年4月、チベット騒乱をめぐって北京五輪の聖火リレーのスタート地を返上した縁もあり、チベット仏教の研究者でもある西方寺の金子英一住職(65)が、南インドに住むチベット僧や仏師ら13人を招いて初めて企画した。
初日は舞踏のリハーサルや、13色の砂を1.5メートル四方の板に敷き詰める曼陀羅(まんだら)づくりが公開された。11日までの期間中、チベット式の護摩をたく祈祷(きとう)や声明(しょうみょう)などが催される。善光寺境内でもチベット僧9人が8日に仮面舞踏「チャム」を奉納する。催しは一部有料。(渡部耕平)