2009年5月7日 21時24分更新
「購入しなければ地獄に落ちる」などと不安をあおり、水晶彫刻の購入を執ように迫ったとして福岡市の韓国人で、自称、統一協会の信者の女が警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、福岡市の韓国人で、元販売員のキム・スンヒ容疑者(61)で、キム容疑者が「統一協会の信者」と話していることなどから、警察は7日朝から福岡市博多区にある統一協会・世界基督教統一神霊協会の福岡教会などを捜索しました。
警察の調べによりますと、キム容疑者は去年6月、福岡市の女性に対し「道を開くためには水晶彫刻が有効だ。購入しなければ地獄に落ちる」などと不安をあおり水晶彫刻を購入するよう執ように迫ったとして、特定商取引法違反の疑いがもたれています。警察によりますと、キム容疑者は女性に水晶彫刻など8個をあわせて650万円で売りつけたということで、容疑を認めているということです。キム容疑者が務めていた会社は去年、警察の捜索を受け、ことし4月、廃業したということです。
警察によりますと、同じような被害が県の相談窓口などに30件ほど寄せられており、警察は統一協会との関連などを調べることにしています。