福岡放送局

2009年5月7日 21時24分更新

大型連休 JR利用客大幅減


大型連休期間中、山陽新幹線、九州新幹線、それに九州の在来線の特急はいずれも、利用客が去年の大型連休を大きく下回りました。

JR各社によりますと、先月24日から6日までの13日間に山陽新幹線を利用した人は、上りと下りをあわせておよそ67万3000人で、去年の大型連休をおよそ6%下回りました。
また、熊本県と鹿児島県を結ぶ九州新幹線を利用した人は、上りと下りをあわせて12万1000人あまりで、去年の同じ時期と比べて11.2%減少しています。
このほか、JR九州の鹿児島線、長崎線、日豊線の特急の利用者は合わせて65万2000人あまりで、去年と比べて7.6%減少しました。
利用の低迷についてJR各社では、▼料金を大幅に引き下げた高速道路に客を奪われたことに加えて、▼景気の悪化で遠出を控えた人も多かったのではないかとみています。
一方、JR九州高速船によりますと、大型連休の期間中、韓国のプサンとの間の高速船を利用した人は、円高・ウォン安の影響で韓国からの利用が鈍く、去年と比べて13%あまり減少しました。