2009年5月6日22時46分
閉店後、入り口横のライオン像(写真左)の写真を撮るために殺到する客ら=6日午後8時9分 |
シャッターが下がる中、頭を下げる店員ら=6日午後8時3分 |
老舗(しにせ)百貨店の三越池袋店(東京)が6日夜、51年間の営業に幕を閉じた。1957年に開店したが、駅につながった西武百貨店や東武百貨店などに客を奪われ、営業不振から脱け出せなかった。
閉店セール最終日ともなったこの日、閉店予定の午後7時半を過ぎても売り場は客でごった返していた。最後の客が店から出ると、杉山潤治店長が「お客様や地域の皆様、本当にお世話になりました」とあいさつ。涙を流す女性従業員の姿もみられた。午後8時すぎにシャッターが下りると、集まった多くの客から「ありがとう」などの声が上がった。
鹿児島市にある三越鹿児島店も6日閉店した。