2007年01月01日

「最後のパレード」で伝えたかったこと

炊き出し1.JPG

 

元日の昼、私は新宿中央公園の年越し派遣村に立っていた。多くの外国人が宿泊しているだろう高級ホテル、ハイアットリージェンシー東京が見下ろす炊き出しの現場を目の当たりにした時、まさに私の胸は張り裂けそうだった。「こんなことがあっていいのだろうか」「悲しすぎる。なぜだ」私は自問自答を繰り返した。

ちょうどその頃、東京ディズニーランドで本当にあった感動的なエピソードを紹介した「最後のパレード」の原稿を執筆していた。悲しく悔しいこの気持ちをこの本に込めたい、そう思い全身全霊を注いで書き上げた。

「最後のパレード」に書かれている、夢と魔法の王国で起きている出来事と日本という国家で起きている様々な出来事の結果の違いを分けているものは、両国の国家運営への思想の違いである。

物質文明のなかで日本社会が失ってしまった思想がディズニーランドには確実に存在する。出来事は思想から生み出されるが、正しい思想から多くの感動を生み出したのがディズニーランドであり、正反対なのが日本社会の今日の結果である。

前置きが長くなったが、私がこの本を通じて言いたいことは、祝日法に基づいた「勤労感謝の日」の精神の有無の差が仕事の結果に結びつくということである。「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」、換言すれば「人を大切に」ということである。

時代は変わろうとも、人は仕事を通じて成長することは不易普遍のことである。そして、人が生き生きと成長していくためには、生きていく糧である「金銭」と心の食べ物である「心のふれあい」が必要不可欠だ。

秋葉原事件の犯人には「経済的収入」も大切にされていると実感できる「心の収入」も欠乏していた。人はこの2つの欠乏要因が重なり「絶望」を感じると自暴自棄の反動形成的行動など、その人らしからぬ行動に出る。この事件は起こるべくして起きた事件と言わざるを得ない。

子育てや人間関係で悩んでいる人に伝えたい。自暴自棄の殺人や自害に走る前に「最後のパレード」を読み、本の中で展開されている人と人との「心のふれあい」、クリスマスの精神である「愛」「思いやり」「分かち合い」という、人間誰もが持つ「やさしい心」を実感して欲しい。そして他人を思いやる心、厳しい今を生き抜く強い心をはぐくんで欲しい、そう願ってやまない。

さらに、労使や官民の違いにかかわらず、すべての労働者に問いかけたい。日本国憲法の精神、勤労感謝の日の精神をしっかりと尊重していますか、と。

2007年01月01日

クリスマスシーズンのある夜の出来事

クリスマスシーズンのある夜のことです。スペースマウンテンのワーキングリード(アトラクションのキャストを束ねるリーダー)から、私のところへ「キャスト用控え室にきてほしい」という連絡が入りました。

急ぎ駆けつけると、5人の若い方たちが椅子に座っていました。とてもなごやかな雰囲気だったので、スーパーバイザーが対応するべき緊急事態が起きたとは思えませんでした。
 ワーキングリードから状況を聞かされ、その5人の若い方たちは全員芸能人だとわかりました。

みなさんはスペースマウンテンに並んでいるときに、まわりのゲストに発見されて、大勢に取り囲まれてしまったそうです。大混乱になった出口で身動きが取れなくなったみなさんを、ワーキングリードが機転をきかせて控え室まで誘導してきました。

テレビのリポート取材や雑誌の撮影などで、東京ディズニーランドには多くの有名な人たちが訪れますが、そのときは広報の担当者がパーク内で混乱を招かないよう随時エスコートさせていただくことになっています。

一方でお忍びで訪れる芸能人も多く、このたびのご来園も私たちには知らされていませんでした。
 東京ディズニーランドは芸能人の方を特別扱いいたしません。他のすべてのゲストの方と同じように、どれだけ混雑していてもアトラクションには並んでいただきます。

しかしこのときはあまりにも人目につきすぎました。他のアトラクションに入ろうものなら、またそこでも同じような混乱を生む危険性がありました。東京ディズニーランドにきているゲストたちは、芸能人に会いにきているのではありません。
 

そこでこの日のパーク運営責任者と話し合い、私がエスコートをさせていただくことになりました。みなさんはスペースマウンテンに並んでいただけで、決して特別扱いを求めていたわけではありません。ディズニークリスマスの世界を純粋に楽しみにきた、私たちの大切なゲストなのです。

 私は5人を静かに見守りながら同行しました。3時間くらいのツアーだったでしょうか。みなさんは心から楽しんでいたと思いますし、少しはしゃぎすぎなくらいだったと記憶しています。

イッツアスモールワールドでは5人が一列に並び、歌って踊りながら行進していらっしゃいました。カリブの海賊では、目を皿のようにしてすべての光景を注意深く見渡していらっしゃいました。スプラッシュマウンテンでは、なぜかメインドロップのときに全員で頭の上に丸をつくろうという話になり「中村さんも一緒にやってくださいね」と頼まれました。

 その後、おひとりの方がまとめてスプラッシュダウンフォト≠購入されて、そのうちの一枚を私にもくださいました。長年のキャスト生活の中で、これがゲストの方と一緒に映った、たった一枚の写真となりました。

最後にみなさんをメインゲートでお見送りするとき、私はキャストを代表して深く頭を下げました。そして自由に行動していただけなかったことと、一部舞台の裏側を目に入れてしまったことをお詫びしました。 

「楽しかったです」 

しかしみなさんはそうおっしゃって、まるで子どものように手を振りながらゲートを出ていかれたのです。実際にゲストを楽しませていたのは、アトラクションやショップのキャストたちによる素晴らしいおもてなしでした。

私はただのエスコート役でしたが、みなさんのやさしさに触れてとてもすがすがしい気持ちになりました。

<転載終了>


この一行とは、TBSテレビ「聖者の行進」出演者の方々でした。
 

後日談ですが、テレビの対談番組においていしだ壱成さんが「番組の出演者でディズニーランドにいったこと」を楽しそうに話していた、と同僚から聞きました。

  また、その日から8年近くたった2005年9月10日の朝日新聞

「夏休み。仕事が終わってから、自らハンドルを握り、5歳の娘とディズニーランドへ」というスプラシュダウンフォトをくださった雛形あきこさんのインタビュー記事を見つけました。
 

 あの時のスプラッシュ・フォトの「とてもユニークな写真」は私の手元にもあります。そのユニークさをお見せできないのが残念ですが・・

2007年01月01日

日本版グリーン・ニューディールご支援フォーム

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ご意見を拝読させていただきます
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内容をご確認の上、よろしければ下記ボタンをクリックして下さい。

(上記ボタンを押した後、次の画面がでるまで、4〜5秒かかりますので、続けて2回押さないようにお願いいたします。)

入力がうまくいかない場合は、上記内容をご記入の上、メールにてお申込ください。

NPOボランタリー【地球にホスピタリティ】
外部の専門家 中村 克

東京都東村山市美住町2−2−52
042-390-0661
mn@gps-company.jp

2007年01月01日

環境分野における日本の最先端技術はすごいのです@

2010年において期待されるバイオ関連産業の市場規模の市場規模の合計 24.2兆円(日本政府発表 21ページ参照)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizai/other/021205/021205senryaku_bt.pdf


そもそも、バイオマス・エネルギーとは
森林の樹木や落葉、麦わら、家畜の糞など、生物体を構成する有機物をエネルギー資源として利用するのが、バイオマス・エネルギーである。
http://www.econavi.org/chikyu/energy10.html


バイオマス燃料による集中冷暖房の事例
山口県の支援事業
http://www.yasunari-komuten.com/gm2/top/as_co_visit_idx/file_name/ec2702071910


高知県でも
http://e-kochi.blogspot.com/2007/10/blog-post_09.html


バイオマスからエタノールやメタノールを製造や研究をしている会社や大学
http://www.bio-ethanol.co.jp/
http://www.mech.nias.ac.jp/biomass/sakai/syn_methanol.htm


バイオマスから燃料電池車用の水素を製造する技術を確立した大学
http://jstore.jst.go.jp/cgi-bin/patent/advanced/detail.cgi?pat_id=13221


飼料用穀物の高騰に農家は悲鳴をあげていますが、このようなプロジェクトも立ち上がっています。
東京大学農学部による日本型バイオマス利用システム「イネイネ・日本」プロジェクト
http://www.ineine-nippon.jp/about.htm


東京農大は生ゴミをエタノールにする技術を開発しました。
http://www.nodai.ac.jp/web_journal/adventure/vol29.html


今やゴミは資源なのです。
http://www.rdf-kumiai.jp/Fwhatrdf.html


川辺の草も、食品残飯も炭化エネルギーに
http://www.kurimoto.co.jp/rd/pdf_giho/48/200303_14.pdf
http://www.exeo.co.jp/eco/trash/carbonization.html


エリアンサスで国産バイオ燃料1リットル40円
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/54247759.html


日本の産業界もバイオマスの大量生産を待ち望んでいます
「木くず類は重油よりは安いが、取り合いが始まっている」(日本製紙の兼子工場長)
http://www.asahi.com/special/070110/TKY200702060316.html


東日本最大級バイオディーゼル精製プラント
(もともとディーゼル燃料は落花生油からつくられたものです)
http://blog.livedoor.jp/f_plan/archives/50420678.html


バイオマス発電
http://www.fesco.co.jp/iwp/company/company.htm岩国
http://www.hokuriku.maff.go.jp/policy/environment/bio/area_09.html糸魚川
http://www.jbmd.co.jp/
http://www.japanep.jp/ecojeneshoukai.html


エコプロダクツ2007(主催:日本経済新聞社等)には600以上の企業や団体が、世界最先端の技術を展示していました。
http://www.eco-pro.com/

2007年01月01日

会社や個人商店の経営者の方へ

子どもたちには、「豊かな日本」「希望溢れる日本」を相続する権利があります。勤労感謝の日の趣旨である「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」社会を受け継ぐ権利があります。私たち大人は、子ども達の明るい未来を築きあげる義務を放り投げてはいけないと弊社は考えます。


この「日本の希望再生支援金」を、この国の豊かな未来を創造するための相続税の一部とお考えいただけないでしょうか。


<引用開始>
鉄鋼王と言われたD・カーネギーは「富を持って死ぬことは不名誉である」と主張し、死の際にやむなく行う遺贈ではなく、生存中に活用先への責任を持ちながら行ったスタンフォード大学の創設者スタンフォードのような例を模範として実践した。
<引用終了>
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』アンドリュー・カーネギー


現在の日本社会では、政治家を除き、子どもに資産や仕事を残すのは当たり前のことであると思います。なぜならば、アメリカ社会と異なり、日本社会は「与えれば、与えられる」社会ではないからです。「ライオンは子どもを谷底に落とす」と言いますが、日本社会では一度子どもを谷底へ落としたら最後、子どもは二度と這い上がってこられないことでしょう。現在の日本社会は、それほどチャンスがない社会と言い換えることができるでしょう。


もちろん、子どもが遊んで暮らせる程の「お金」を残すことは、子どもにとっても良くない結果を生み出すに違いありません。しかしながら、少子化がここまで進んでしまった日本社会においては、何代も続いている農家のように、「がんばれば報われる」ための資産と仕事を相続させることは、社会の安定化のためにも、仕事の「励み」のためにも絶対に必要なことであると考えます。


こうした弊社の考え方をご理解いただいた上で、再度、アメリカの慈善活動について記させていただきます。

<引用開始>
『富の福音』は、ビジネスの競争が「適者生存」に終わるという前提に基づいている。適者とは、「大企業を運営していく優れた才能」に最も恵まれている人のことだ。ビジネスで成功し莫大な資産を手に入れる人は、世の中の真の動きを的確に見極め、資産をどこに振り向ければ良いかをうまく判断する才能があると、カーネギーは論じている。つまり、成功者は能力がまだ残っているうちにビジネス界から引退し、資産を慈善事業に使うことに残りの人生を費やすべきだというのだ。


カーネギーはまた、相続税があることで、「富豪は自分の資産を自分が生きている間に処理しようとする」と言う。富豪に、生存中に資産を立派な目的に使わせるよう仕向けることは、その資産の処理を(恐らくは優れた才能に恵まれていない)子供たちに任せるよりも、はるかに良いことなのだ。

ゲイツは6月、カーネギーの提言通りの行動を取ると発表した。2年後にビジネスの第一線を退き、妻と共同で設立したビル&メリンダ・ゲイツ財団の仕事に従事する。65歳で引退したカーネギーよりも若くして、ゲイツはその莫大な資産を慈善事業に使うことに人生を捧げる。一方、バフェットは現在76歳で、慈善事業の財団運営に才能を生かすチャンスを逃してしまった。だが、約310億ドルという資産の大部分をゲイツ財団に委ねることにした。次善の策を取ったのである。
<引用終了>
日経BP 2006.8.2より引用


このように、遺産の使い道の決定権者は富を生み出した本人であるべきです。皆様から支援を受ける弊社は、経営者が築き上げた富の使い道を公務員に白紙委任するのではなく、自らの意思で活用先を選択し決定する、「遺言」以外の仕組みづくりにも挑戦していく義務があるものと考えます。


何卒事情ご賢察の上、宜しくご検討くださいますようお願い申し上げます。


【企業様への特典】

5口(1口10万円)以上のご支援をいただいた企業様には、ご希望により90分の無料講演を行わさせていただきます。講演のテーマは、「結果を残す!組織の正しい動かし方」「コンプライアンス向上と安全管理」「ディズニー・テーマパークに学ぶ本物のホスピタリティー」などです。(企業様の要望にお応えします。人数は2人〜500人迄、交通費は別途必要です。)


 


 

2007年01月01日

ご支援ありがとうございます

日本版グリーン・ニューディールにご協力いただき誠にありがとうございます。


「策」を実行に移し、ミッションを達成するために全力で困難に立ち向かっていくことをお誓い申し上げます。

2007年01月01日

社会的企業

 社会起業家のプラットホームです。


社会を変えよう - 社会起業家入門 -
社会起業家は、社会の課題を、ビジネスの手法で解決する人です。

http://fp.cocolog-nifty.com/

社会的企業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


社会的企業(しゃかいてききぎょう、Social Enterprise, Social Entrepreneurship)とは、社会的課題の解決を目的として収益事業に取り組む事業体のことである。こうした事業を創始することを社会的起業と呼び、こうした事業を創始した人間のことを社会企業家・社会起業家と呼ぶ。


ボランティアや慈善事業との違い
社会的課題の解決を目的とする事業体という点では、社会的企業はボランティア活動やチャリティ活動と相似であるが、以下のように大きく異なる部分も存在している。例えば従来のボランティア活動やチャリティ活動は無償奉仕や喜捨を基本としているが、社会的企業は有料のサービス提供活動による社会的課題の解決を目指す。社会的企業が提供するサービスや製品は市場において充分な競争力を求められる為、成功した社会的企業においては、商品開発や商品・サービスの品質のレベルは高い。また企業からの人材の調達も活発である。


従来のボランティア事業の中には、公的な補助金・助成金に大きく依存していた為、資金の出所である国や自治体、各種財団などの事業内容への介入が事業展開に様々な制約を与えていた場合も少なくないが、社会的企業は主な資金源が自らの事業である為、より柔軟でスピーディーな事業展開が可能である。


従来の企業との違い
社会的企業の中には株式会社形態を取るものも少なくないが、一般的な株式会社と社会的企業の範疇に含まれる株式会社の違いとして、常に利潤最大化行動を採るかどうかという点がある。社会的企業は社会的課題の解決をミッションとして持っている為、単なる営利企業とは異なり、自社の利潤の最大化ではなくミッションの達成を最優先する。こうした点は社会的企業の弱点ともなりうるが、逆にその社会的企業の掲げるミッションがステークホルダーの共感・賛同を得た場合には、ステークホルダーからの支援が得られる為、こうした弱点は補われる。


福祉政策との違い
社会的企業が追究するミッションは、政府や自治体が行う福祉政策とも重なり合う部分が大きい。しかし福祉政策は住民全体に対する公平性を確保する為、サービスの内容は最大公約数的なものとなり、細かいニーズへの対応がしづらいという弱点を持っている。また実施される福祉政策そのものも、多くの有権者が望むものが優先されがちである。社会的企業は逆に、従来の福祉からも従来の営利企業のサービス対象からもこぼれおちた分野に特化した事業展開を行うことで、事業を成立させることが多い

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E4%BC%81%E6%A5%AD