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Joe's Labo
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2008/08/05のBlog
読売新聞社発行 2009年度版
 巻頭インタビュー掲載中
2008/08/04のBlog
最近、雑誌がいろんな意味で転換期にあるのは間違いない。
Web台頭による読者の多様化、活字離れ等…。そういった焦点の一つが、団塊定年だ。
今後あの世代の読者層は漸減していくことは確実なので、各誌ともに紙面の若返りを
図っている最中だ。主なターゲットは団塊ジュニア。団塊世代に次ぐボリュームであり、
30代と言う消費力に富んだ世代でもある。
(一方でガキなんか相手してられっかとばかりに“戦艦大和”特集を組む雑誌もあるが)

さて、若返りを図るといっても、実は二種類のアプローチがある。
一つは、内面も若くする、つまり新しい価値観自体を受け入れること。
そしてもう一方は、価値観自体は変えようとせず、外面だけを若く取り繕おうとすることだ。
両者の違いは、そのまま平成的、昭和的と読み替えても構わない。

たとえば、ある事件が起き、その犯人が非正規雇用の30歳だったとする。
古い価値観の人間たちは、さも格差を憂える素振りを見せつつ、巧妙に議論を誘導
するだろう。
「すべては大企業と政府が悪い。だから、もっと正社員保護を強め、高齢者への社会保障も
強化しなければならない」
そして若作りするために、若手の論者を起用するはずだ。
書き手なんていくらでもいる。名前を売りたいだけのヤツ、貧困ビジネスで食っている人間。
あるいは、特定の政治的主張をするために、格差や事件を利用しようとするエセ活動家。
彼らの共通点として、明快な解決案はさっぱり持ち合わせていないので、一声かければ
何でも都合のよいように書き上げてくれるのだ。

8月度。様々な月刊誌に、いろいろな格差論が顔を出した。
もうこれ以上余計な敵は作りたくないので一々挙げないが、読む人が読めば
どれが厚化粧かましたまがい物かは一目瞭然だろう。
手にとって「この雑誌、えらく化粧が濃いな」と思ったら、そのまま棚に戻すことをオススメする。
2008/08/01のBlog
さる自治体で上限59歳で中途採用を実施中とのこと。
しかも、どこかと思えば周南市。うちの実家じゃないか!

年齢に加え“高卒”という要件も外しているから、事実上のフリーエントリーと見ていいだろう。
要は「門戸を広げて、その分、優秀で熱意のある人を採りたい」という作戦だ。
これはとても正しい。学歴と言うのは、新卒で考慮するなら今でもそれなりに意味はある。
ただ、卒業してから時が経てば経つほど実社会で揉まれる期間が長くなるわけだから
そっちの結果である今現在の資質を判断した方がいいのだ。

ところで、周南市はなぜ年齢給の問題をクリアできたのだろうか?
たとえば50歳の人を採用する場合、労使(自治体なら条例)で決まった賃金水準の
ようなものがあり、だいたいの賃金は決まってしまう。そして年を食えば食うほど割高に
なるのは周知のとおり。だから、普通はどこの企業も自治体も採用上限は35歳なのだ。

恐らく、この採用は現業職中心であり、それほど45歳以降の年齢給相当部が伸びないので、
多少サービスしてでも採用優先するべきだという判断だろう。
つまり、年功序列的賃金制度の矛盾に対して、なにか新しい解決策を提示したという
わけではないのだ。

では、現状の組織を温存しつつ、中高年やサッカー選手など多様な人材を受け入れる
方法はあるのだろうか?
あるとすれば、それは新しい賃金体系を設けることだと思う。
つまり、新卒⇒定年まで、従来の労使が積み上げてきた賃金規則や賃金カーブに
そって動く人間と、それに従わない職務給的な運用をされる人間のダブルスタンダードだ。
「全組合員一律基準適用」は日本型組合のモットーでもあるが、彼らが既得権を譲る気が
ないのなら、これは残された唯一の解決法だと思う。
実際、あちこちの組合に聞いているのだが、以外に反応は良くて
「議論は必要だが、それなら十分受け入れられる」という組合委員長が多い。

周南市の今回の対応は十分合格点だ。だからこそ、ついでにもう一歩踏み込んで
すべての職種で採用枠を広げるくらいのことを見せて欲しいものだ。
どうせ田舎で若者なんていないんだし(笑)


2008/07/28のBlog
数年前のこと。知人の人事担当者から電話でこんな質問をされた。
「○○大学が新設した院の○○研究科って、どういうところ?」
「たしか教養学部系だよ」
「じゃあ採れないな」
ということで採用を見送るとのこと。ちなみに、採れない理由はこうだ。

「たとえば修士だと、初任給で5万円高く、その差は35歳まで残る。だからそれだけ学士より
戦力だと評価されないと無理」とのこと。要するに、年齢で処遇を決める仕組みだからだ。


「文系だからだろう」と思う人も多いと思うが、そういうわけでもない。
理系でも本業に関係ない専攻なら同じ扱いだ。ちなみに、本業に関係ある(つまり実績のある)
研究室には、ちゃんと春先に求人票を送付してある。

博士の就職問題がクローズアップされるようになった。
同様の傾向はずっと以前から存在したが、90年代以前は絶対数が少なかったから、
教職や研究員ポストで上手く吸収できていた。90年代後半の文科省の改革によって
絶対数が増えたことで、日本が抱えていたある恥部が赤裸々にされたのだ。
その恥部とは。先進国にも関わらず、企業が高等教育を生かす術を知らず、
また大学側もそれに甘んじて形骸化していたという事実だ。


僕が一番危惧するのは、こういう状況で、果たして日本社会にイノベーションが生まれて
くるのだろうか、ということ。
よく「学生は保守的だ」という意見がある。終身雇用が良いとか、大企業が良いとかいう人は
今でも多数派だから、僕もそう思うこともある。
でもその原因は人間性ではなく、むしろこういった保守的な環境にあると思う。
一言でいえば閉塞感だ。新しいものに挑戦しにくい空気というか、一度レールを外れたら
なかなか戻れない恐怖というか…。

そんなことをつらつらと考えていたら、まさにこの問題について高橋洋一氏がずばり指摘
している。高度情報化社会とグローバリゼーションの進展によって、氏の言うように
学士レベルでは厳しい局面が増えていくのは間違いない。だが、どんなに大学や学生の尻を
蹴っ飛ばしても、企業という最大の受け皿自身が変わらなければ、現状が大きく変わる
ことは無いだろう。


最後に、現に修士以上で就職に苦戦しているという人に。
そうはいっても非日本的な組織は増えつつある。外資や一部の新興企業だ。
そういう企業の中には「学士なんて採ってられるか」というところも実際あるので、
諦めず探してみて欲しい。
そういえば僕も某コンサルの人間に言われたことがある。
「君、学士の割には良いこと言うねぇ」だと(笑)
20年くらいしたら、そういう価値観のほうが残っているかもしれない。
2008/07/27のBlog
ネットラジオ『VOICE WAVE』の中で、不定期ながらコーナーを始めたので簡単に紹介。
もう完全に趣味でやってるので、すごく高尚な話の時もあれば、飲み屋の会話レベル
時もあるので大目に見て欲しい。

いろんな人を呼んでやろうと計画中だ。中には、意見の真逆な人もいる。
もし「オレにも何か言わせてくれ」なんて人がいたら、番組宛に連絡してもらってOKだ。

ああ、それから。
今のところまだスポンサーがついていないので、いつ打ち切りになるか分からない
のであしからず。