昨日は、緊張の続いた10日あまりから解放されて、駆け足で楽しみにしていた展示会にでかけましたが、その会場で、偶然にも一つの作品の前で出会いました。
私の拙いブログに来ていただいている方の作品に、想いを馳せているのと、似たような気持ちが通じたのでしょうか?
私よりも一回り上の方でしたが、「刺し子」を手がけていらっしゃる長野からのお客様でした。
そういえば、阿波千鳥の作品は、刺し子の細かい作品と通じているように思います。
その後、夫人とは私が立ち止まるブース、ブースで、どちらかが先に来ている・・という偶然が重なり、挙句に食事も同席して、結局一日の大半をご一緒させていただきました。
その御婦人は、還暦の少し前に転倒して頭を強打して、記憶喪失に4ヶ月ほどなられたそうです。
その間、ぼんやりとして、身体を動かす事もままならなかったけれど、「刺し子」だけは材料を渡されると、刺し続けることができたそうで、今があるのは
「刺し子」という生き甲斐があったからだと、話して下さいました。
そして、最近では初孫が誕生して、お節句の頃までは共に過して、お雛様を今でも片付けられないでいると。
今は、息子の兜と、孫のお雛様が陳列してある人形館のようだと嬉しそうにお話なさいました。
長野のりんごを「おりんご」と愛おしむように仰います。蜜がたっぷりで私も長野の、おりんご大好きです!
それから、犬の話になり、2年前に16歳で亡くなった柴犬の白の「ムササビ」君が、闘病中も片時も離れずに慰めてくれたそうです。
どこまで長生きできるかわからないので、もう、共に過すワンコを飼うことは諦めて、なにかボランティアに参加しようと考えていらっしゃるようですが。
週末だけ預かるボランティアもありますし、動物園のボランティアもありますし、御自分が無理なくできる事をとお話しました。
そして、朗読の話になり、そのボランティアを御紹介したらとても喜ばれて、
「私が感心や興味があることがどうしてわかるの?」と驚かれていましたが、私も驚いていました。
興味があることがあまりにも共通していて・・・。
再会の約束をして、新橋までお送りしました。
作品展を案内いただいた御婦人のお嬢様と、なでしこさんに感謝した出会いでした。
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そして長野からのお客様との偶然の出会いになられて何かの御縁を感じて感激しております。
私の作ったものがどの様に飾られているのかまだ見ていないので心配していました。
他の方々よりも地味で一番目立たないと思っておりましたが喜んでいただけて本当に嬉しい限りです。
長野のご婦人に連絡が取れましたら私からもよろしくお伝えくださいませ
福鳥が飛んで行きますように祈っております。
御伝言、確かに承りました。
長野は、西瓜の美味しい処でもあるそうなので、今度訪ねてみようと思っています。
刺し子の作品を今度見せていただく約束をしましたので、御覧頂く事ができたら、と思っています。
紋きり・・は、頭上に吊るされておりまして、とても身近に見る事ができました。
明日が楽しみですね。
今日は、とても鳥の鳴き声が聞こえます。
なでしこさんのお使い?