昨日の先生の処置が良かったのか、帰宅して熟睡していたルー爺様。
お夕飯時に、ティン嬢に準備をしていると、おっちら歩いてお行儀良く、ご飯を待っています。
細かくフードプロセッサーにかけたお野菜と、心臓のケアフードをお湯で柔らかくして「さあ、どうぞ」といつものように差し出したら、パクパク食べました。
気を良くして、人間のお夕食のデザートのいちごも5,6個お召し上がりに・・。
食欲が出てきたという事は、良くなるかも!と気を良くして、
お通じが2日間ない爺様なので、お豆腐を8分の1個・・・。
おトイレを済ませて、いつものように1人と2匹でベッドに入りましたら、夜中の1時くらいに、気配で目を覚ました。
爺様は立ち上がったまま、震えています。
あっ、戻したいのとおトイレだ!と、直にシートを敷き、「いいよ」と声をかけると、上から下から勢い良く・・・。
食べさせすぎた!と反省して「ごめんね・・」と泣きながら謝り、それからは坂道を転げるように悪くなりました。
痙攣して、意識もあるのかないのか・・・。
ひたすら、優しく撫でて、声を掛け続け、「ありがとう、大好き、ごめんね」の繰り返しですが。
静かにしているので、そのままが良いとわかっていたのですが、「抱っこして」
と聞こえたような気がして、
抱き上げたら、胸元に顔を寄せたままの爺様が、いきなり前足で私の胸を押し、
私の目の高さに爺様の目がきて、暫く爺様と見詰め合いました。
18歳と334日が走馬灯の様に浮びました。
爺様は、「明日、西瓜買ってくれ!」と訴えていたのかもしれませんが・・。
そのままソファにもたれて、私の上にうつ伏せ寝の状態でいましたが、温かい物が私に伝わってきました。
弛緩が始まったのかもしれない・・と、そのままの状態で出切るまで出させてからソファに横にしました。
お通じは出す物がないので、粘液のものしか出ませんが、大量なので、脱水症状が出ているかもと、ガーゼにミルクを薄めたものを口横から湿らせてあげ。
呼吸が浅くなっているので、このままお別れか、先生に電話をするか夜中の3時に葛藤していました。
朝の7時まで待って、この状態が続いたら電話をしよう!と決心しました。
で、電話をして、言葉にならず「うっ、うっ・・」と。いたずら電話かお前は!と心の中で自分で自分に突っ込み・・。
電話を受けた、先生の奥様はできたお方です。私の「うっ、うっ・・」で、
「あなた!るーちゃん宅に行って!」と聞こえました。
見事な連携プレーで、直に先生は来てくださいまして、昨日の皮下点滴と血液の流れを良くする薬も点滴に入れてくださいました。
それからは、睡眠不足を取り戻すように、寝ています。
呼吸や心拍は相変わらずですが、野菜と心臓食を煮てスープを作り、口元へ運ぶと、100cc位飲んでくれました。
食べるという事は、生きようとしています。
それか、飼い主を安心させるために、無理して食べているのかもしれません。
先生の往診を断わるという事は、ここで・・・。という事です。
大手術をしてからの、4年近くは、爺様にも私にもおまけの人生です。
本当だったら、4年前に終わっていた爺様の人生なのですから。
だから、ここまでで十分だし、苦痛が続くのは哀れでしょうか?
それとも、あそこを乗り越えたのだから、まだ頑張れる!のでしょうか?
飼い主のエゴと責任に揺れています。
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難しい選択を迫られて迷われるのは当然の事と思いますが、
ティンさんはもう充分に役目を果たされていると思います!
食事を自分で食べるのは点滴が効いているからなのでしょうか?
寂しいことだけど、先生と良くご相談なさってご判断をされて下さい。
ティンさんの目を見つめて
美味しい食事を作ってもらい
食べさせてもらい
長い間面倒をみてもらい
可愛がってもらい、ありがとう!
もうこれで充分だよ、ありがとう!
とも云ってそうです。
ティンさんとるーちゃんの心準備の時間が必要な分だけ 今 尊くあたたかく流れているのでしょう。穏やかな時間でありますように。
Eの時にめぐっていた葛藤を思い、涙しています。
るー爺様を前にすると、感情が先にたち、冷静になれない未熟者の私です。
なでしこさんの言葉が有難く胸に広がっています。ありがとうございます。
書いてしまいました・・・。
これまでの歴代ワンコとの別れはありましたが、その中の2頭は、父が決断していたのだと、今、改めて思っています。
ありがとうございます、
穏やかで、苦しみがないことだけを祈っている私が、無理をさせてしまっているかもしれません。