NATO=北大西洋条約機構との軍事演習が予定されているグルジアで、陸軍の一部が一時、基地内に立てこもりました。
首都トビリシ近郊で5日、戦車部隊の一部が、政権に反抗し基地に立てこもりました。
指揮官は「政府と野党勢力との対話」を求めていましたが、午後になって政府軍が基地を包囲する一方、サーカシビリ大統領が自ら基地内に入り説得したため、投降しました。
また、グルジア内務省はこの日、軍事演習の妨害を狙ったとして軍の高官をクーデターの疑いで逮捕し、ロシアの特殊部隊と関係があったと発表しました。一方、ロシア側はすべての関与を否定しています。
NATOとの軍事演習は、加盟国16か国、およそ1000人が参加して6日から来月までの予定で行われます。ロシアはこの演習に対し、「挑発的な行為」として批判を続けていました。(05日22:41)