2009年05月05日

子供たちに夢を! 夕張市で600億円創出プロジェクトを

※過去記事に少々手を入れたものです。経済活性化対策の起爆剤になると思います。その理由は、2兆円あれば、年収400万円の勤労者を50万人生み出すことができるからです。

 ☆ 日本に夢を ☆ 

夕張市には600億円以上の森林財産が眠っています

この財産を生かし夕張市を日本一豊かな街に再生させます

この夕張再生方式を日本中で展開し、莫大な雇用を生み出しましょう

 

夕張市には借金総額を超える森林財産が眠っています。夕張市を地球温暖化防止対策の「一丁目一番地」の森林開発で再生させます。

財政破綻した夕張市には、約70,000ヘクタールの森林があり、その90%が国有林です。道有林や市有林を含めると96%の森林が私有林以外の森林であり、私たち国民の共有財産です。この森林の恵みを商品化すると夕張市の借金600億円以上の価値を生み出すことが可能です。


甲子園球場18,000個分、東京23区以上の面積のこの夕張市の森林を開拓し、食糧や飼料、そして石油に替わる新エネルギー資源を大量に生み出そうというのが、当社考案の「希望創出プロジェクト」です。

日本中の荒廃した森林を再生させ、この日本で誰もが安心して暮らし続けていける基盤を新たに創出します。この新プロジェクトは夕張市や新潟県中越地震で被災し、現在は「限界集落」状態と言われる旧山古志村など、数ヶ所の地域からスタートさせますが、やがて全国10,000ヶ所以上の地域で林業を再生させるこの「希望創出プロジェクト」が展開されていくことでしょう。


日本の国土の3分の2を占める森林を生産地に造り変える、「そんなことができるのか」とお思いでしょう。確かに想像を絶するほど巨大な構想です。しかしながら、夕張市などで実施される個々のプロジェクトは、実に小さく、実にリーズナブルなものです。映画「もののけ姫」の「たたらば」をイメージされると分かりやすいでしょう。

以下にその仕組みを説明します。きっと誰もが「なるほど、実行に移す価値がある」と判断されるはずです。


1、プロジェクトの推進
まず、第三セクター会社(国や地方公共団体と民間事業者との共同出資で設立された法人)をつくります。設立に当たっては、総務省のいわゆる「増田プラン」など、政府の地方活性化対策費や過疎化対策支援金などを活用します。

ディズニー・テーマパークのように、24時間、365日活動し続けるこの会社は、以下のような事業を行ないます。


◇森林開拓事業
・森林を切り開き、「売れる材木」を大量に産出します。
・細い木や、材木にならない部分、木っ端(こっぱ)や放置されている広葉樹を利用し、薪や木炭、木質ペレットなどのバイオマス燃料、パルプや集成材の原料を大量に産出します。夕張市を石炭から木炭の街、家庭やハウス栽培施設の暖房は石油からバイオマス燃料の街へ生まれ変わらせます。
・植物のセルロースを利用したバイオエタノールの原料を産出します。
・樹木の表皮や枝葉を使い大量の堆肥をつくり出します。
・竹林も竹炭やバイオマス燃料の原料などに100%活用します。


◇植林と再生された森林の維持管理事業
・伐採後の森林には、人間の食料や家畜や動物の飼料を生み出す栗やオリーブなどの「果樹」、薬の原料になる「薬樹」、パルプの原料などになるユーカリや加工用の竹などを植林します。(地域の気候に適応する樹木を植林します。又、樹木が育つまでは、飼料用のひまわりやとうもろこしなども生産します。)
・植林した再生森林はやがて大量の食料や飼料を産出します。再生された森林の維持管理を行なうとともに、収穫から販売まで幅広い事業を展開します。


◇材木加工事業
・基本的には地域の材木加工業者を支援する事業を行ないますが、木質ペレットの生産など地域に業者がいない場合などは、直営方式の加工事業に参入します。丸太切り出し作業に適さない時期は、壁板や家具などの製造を行ないます。(いずれ日本中の学童クラブやケア施設などの壁板や床材は、無垢の木を使用したものになっていくことでしょう。)


◇コミュニティサービス事業

地域の高齢者の「手足」となるサービスを展開します。高齢者の健康管理に関わることから、送迎や宅配的サービスなど、第三セクター会社にできる仕事、第三セクターだからできる「高齢者の生活に密着した仕事」に積極的に取り組みます。寒冷地であれば生活道路の除雪や雪下ろしもお手伝いいたします。


◇障がい者支援事業
障がい者の雇用を創出するとともに、地域の障がい者施設の支援事業を推進します。木炭や薪などのバイオマス燃料の製造や都市美化用の観葉植物などの生産を施設に委託するなど、障がい者が自立していくことができる仕組みをつくり出します。

◇農林業関連業者支援事業
・大量に生産された堆肥は地元の農協や業者を通じ、農家やガーデニング用などに有機肥料や用土を製造販売する業者に安価で提供します。
・経営者が休暇を取れるよう、農業ヘルパーとして畜産関連作業などの支援業務を行ないます。
・放置された田畑や休耕地を再生し、飼料米などの穀物生産や育苗事業に携わります。
・ハウス栽培農家への「暖房支援」事業にも積極的に取り組みます。
・たとえば「鹿牧場」「ダチョウ牧場」「合鴨牧場」など、地域の畜産業者と競合しない「畜産」事業にも参入します。
・第三セクター会社として、地域の農業が永続するための「できる限りの農林業支援」を行なっていきます。


◇特産品創出事業
・果樹や畜産品などだけでなく、川の恵みである「川魚」なども商品化(燻製など)します。
・食品だけでなく、若者たちが木工品やクラフトなどを創出するお手伝いをします。
・特産品を含めた産業生産品を宣伝・販売するイベントも創出します。


◇観光支振興援事業
・既存の観光施設の「てこ入れ」に取り組みます。ディズニー・テーマパークの「たった3つの成功原則」を取りいれます。・会社設立後3年以内に「どんぐり」をテーマにした自然体験型のエコロジー・テーマパークをつくります。自然を最大限活かし、いわゆる「ハコもの」と呼ばれるものは一切つくりません。


2、利益を生み出すメカニズム

◇材木の商品化
製品化された材木は「地産地消」が原則ですが、耐震補強材や仮設住宅建設用の備蓄材、海外支援物資として、国や東京や大阪などの自治体へ販売いたします。それだけではなく、生産された材木は、住宅用建材として国内に広く流通させるとともに、中国や中東などに輸出いたします。(2×4材を使用した仮設住宅の建築は実に簡単です。国家備蓄材としてもっともふさわしい規格が2×4規格です。)


◇その他、副産物の商品化
大量に産出されるバイオマス燃料、パルプ、集成材の原料、堆肥などは企業や農家に安価で販売されます。近未来的には特産品の販売も開始されます。


◇生産品の商品化
再生された森林から生産される食糧や飼料、再生され生産委託された田畑で生産される食糧や穀物飼料は、地元の農協や業者を通じて広く国内に流通させます。


3、秘策公開!プロジェクト成功の鍵は2×4材
まず日本の固定観念を取り除くことからスタートです。それは「杉やヒノキを商品化しても利益がでない、外国産材木にかなうはずがない」というものです。その理由は以下の通りです。


◇杉・ヒノキの製品化にコストがかかりすぎる。
・丸太を切り出し製材所に運ぶコストがかかりすぎる。
・丸太を規格どおりに加工し、乾燥させるのにコストがかかりすぎる。
・製品となった材木を運搬するのにコストがかかりすぎる。


これは、たった一つの固定観念から発想された「できない論」です。


そのたった一つの固定観念とは「旧来型の規格に合わせるしかない」ということです。

日本で生産される材木は、ほぼ100%旧来型の日本規格に準じています。(2×4材を生産している先見性のある製材会社は全国で一社だけです。)

この「日本規格思想」を欧米の規格である「2×4規格思想」に変えます。
これで全てがうまく行くことは確実です。「一石何鳥」もの効果を生み出します。

木工家でもあり、2×4材(ツーバイ材)を知りつくしている私が言うのですから間違いありません。
その理由です。


◇発想の転換
・2×4材は基本的には見えない所で使用する材木です。つまり、「見た目」にこだわる必要が全くない材木であるということです。2×4材は虫がくっていても、穴が空いていても、変形さえしていなければ材木としての利用価値がある材木である、そのように発想を転換することが「一石何鳥」を得る出発点になります。


・欧米産の2×4材を「一級品」とした場合、国内で生産する2×4材はこの「一級品」とバッティングしない「三級品」を主流とします。このプログラムがスタート時は備蓄材の生産が主になりますが、海外への輸出品や国内流通品は、一級と三級の間の「二級品」が大量生産されることになります。アメリカ材やカナダ材とバッティングさせないという発想こそが、このプロジェクトの成功の秘訣なのです。


◇2×4材が有利な理由
・2×4材の基本的長さは1,8m(38ミリ×89ミリ×1820ミリ)です。つまり、日本規格の丸太の長さ(2,5m〜4m)に切り出さなくてよいということです。切り出す長さを1,8m程度にすることにより、日本の知恵の結集である「四輪駆動の軽トラック」が大活躍します。軽トラックは小型であるため、森林開発用の「スーパー林道」は必要ありません。このプロジェクトを進めるにあたっては、機材と製材を運搬できるだけの作業道で十分対応可能です。


・いずれ、全ての丸太を製材所に運ばずに、2×4材を生産することができるようになります。つまり、現地生産です。もちろんのヒノキの太丸太などの良材は、従来どおりの地域業者の手により日本規格に製材されますが、大量生産のメインとなる2×4材は森林内で生産されるようになります。また、日本規格にはなり得ない(直系5cm位の)丸太もすべて切り出し、集成材やバイオマス燃料の原料などに商品化しますが、その作業も森林内でできるようになります。


・2×4材の乾燥はコストがかからない天然乾燥方式です。いずれ、現地で生産し現地で天然乾燥させることができるようになります。その場合、「三級品」としても使えない製品にしないような「工夫」が必要です。


4、「一石何鳥の森林開発」を発表しましょう。この国に暮らす誰もが「希望社会」の到来を思い描くことでしょう。

夕張市だけでも、体積で表わすと約410万立方メートルの針葉樹と430万立方メートルの広葉樹が眠っています。こちらの資料の11ページをご覧ください


 このうち針葉樹に1立方メートルあたり15,000円の価値をつけると、夕張市の借金600億円以上になります。(2×4材約160本で1立方メートルです。販売されている1本単価を285円とすると、1立方メートル当たりの価格は46,000円になります。夕張産の2×4材は欧米材に勝てるのです。)


日本全体ではどうでしょうか。日本の人工林を体積で表わすと約23億万立方メートルです。同様に15,000円の価値をつけると総額35兆円です。このプロジェクト全体の経済波及効果はどれほどになるのか見当もつきませんが、少なくとも日本の経済を好転させることには寄与することでしょう。
 
企業に目を転じてみても同じです。先日行なわれた展示会エコプロダクツ2007(主催 日本経済新聞社、産業環境管理協会)にも出展したある企業は、50億円のバイオマスボイラーを導入したことにより、石油代が年間20億円削減する見込みだそうです。バイオマス燃料の大量生産は国内企業の収益性を高めていくに違いありません。


最後に朝日新聞の記事、投稿文を紹介します。朝日新聞社自体も社説で「希望社会への提言」をシリーズで発信しています。


農業から製造業へ、さらにサービス業へと、産業の構造は変わっていく。グローバル化は国際分業を促し、途上国に譲らなければならない分野も出てくるが、要は高く売れる価値をつくり出せる産業が生き残るということだ。

その主役はのびのびと競争する民間プレーヤーであり、市場に支持された者がスタンドの喝采を浴びる。
(17日の朝日新聞社説より)


希望社会を創造する当社のこのプロジェクトを支援して欲しい、そう願ってやみません。


森林の甦りは一石何鳥にも
静岡市 永田 登 (12月13日「声」より)


私は天竜川の下流域に住んでいますが、ほんの5〜1キロ上流の中山間地は、地場産業である林業が活気なく、若者はやむなく故郷を離れて浜松や静岡など街中の会社勤めをしています。残された高齢者たちが段々畑を耕して地域を守っていますが、森林は荒れるに任せているのが現状です。


 森林は新鮮な酸素を供給し、土中に水分を保持するなど、空気と水を浄化する役割があります。放置されている森林に手を加えて本来の機能を発揮できるようにすれば、下流の水不足の心配を取り除き、世界的に問題になっている地球温暖化や環境破壊の一助にもなります。


 例えば、谷単位で間伐や枝打ちなど森林の世話をしっかりやっていこうという地域に対して、水源林育成や地球温暖化対策などを名目に、税制面での優遇や補助金の支給などの支援策を講じてください。


 そうすれば、若者が地域に定着して過疎化に歯止めがかかると同時に、森林が生き生きと甦り、下流の水不足の心配も解消します。そして何よりも、地球温暖化など世界的な課題の解決にもつながると思います。<引用終了> 


 限界集落や夕張市のような疲弊した地域を共生型の地域に再生し、地球温暖化防止に貢献し、強い経済を生み出す一石何鳥のこの「希望創出プロジェクト」を推進しましょう。

子ども達の安全を守るとともに、いじめ、痴漢、犯罪を激減させ、テロの防止をも可能にする「秘策」

まだまだあります。」希望創出プログラム

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