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千葉で捨てワニ 「仕事切られ養えません」と置き手紙

2009年5月3日22時7分

写真:捨てられていたワニ=3日、千葉県旭市の旭署、重政紀元撮影捨てられていたワニ=3日、千葉県旭市の旭署、重政紀元撮影

写真:飼い主が書いたとみられる手紙=アルティメットアニマルシティー提供飼い主が書いたとみられる手紙=アルティメットアニマルシティー提供

写真:捨てられていたワニ=千葉県旭市上永井、パンク町田さん提供捨てられていたワニ=千葉県旭市上永井、パンク町田さん提供

 体長1.5メートルのワニが袋に入れられた状態で千葉県旭市の民間動物訓練施設「アルティメットアニマルシティー」の入り口付近に置かれているのを3日午前11時ごろ、施設のスタッフが見つけ、旭署に届けた。袋には、「仕事を切られて養えなくなった」という手紙が入っていたという。ワニは同署が保護している。

 訓練施設によると、東南アジア原産のシャムワニとみられ、口を縛られた状態で袋に入れられていた。施設が無人だった2日夜から3日朝にかけて置かれたらしい。

 手紙には「3月で仕事の契約を切られてしまいました。お金が無くこいつを養うことができなくなって、どうすることもできませんでした。名前はゲンです。こいつの幸せをお願いします」などと書かれていたという。

 シャムワニは成長すると3メートルを超えるという。ワシントン条約で取引が規制されており、手紙には「お店に相談しても許可が無いものは受け取れないと言われて」とあった。訓練施設によると、この大きさのワニを飼うのに、えさ代は月1千円程度だが、飼育用ケースを保温する電気代が1万5千円程度かかるという。

 ワニは署内で犬用のケースに入れられているが、同署は「当面は、遺失物として扱うが、飼い方が分からないので困っている」という。

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