2009年5月3日18時4分
今の時期、寒さに耐えながらの年末よりも、実は掃除に適しています。湿度が高くなる梅雨の前に、家族でお風呂場のカビを退治しませんか。掃除のプロに実演してもらいました。
ダスキンのハウスクリーニングサービス担当佐野恵美子さん(39)を、埼玉県内の記者の実家に案内。実演のため両親に協力してもらった。
「まずは普通のお風呂掃除が鉄則です」と佐野さん。カビ取りの前に、せっけんカスや皮脂などカビの栄養分となる汚れを取り除くのだ。
脱衣所にレジャーシートを広げ、浴室から洗面器やお風呂のいす、シャンプーなどのボトル、おもちゃといった小物類を次々と並べた。
洗面器、いすの外側にはせっけんカスがこびりつきやすい。家族でやる時は、脱衣所でこの汚れを落とすのを子どもに手伝ってもらおう。
使うのはプラスチック製のへら。店のポイントカードなど不要となったプラスチックカードでも代用できる。へらの先をこすりつけるようにしてガリガリと削ると、アッという間にきれいになった。
次に浴室の掃除。シャワーで全体をぬらし、お風呂用洗剤とスポンジで浴槽や洗い場を磨く。洗剤の液だれを防ぐため、「下から上へ」がポイント。床はブラシとクリームクレンザーで。「ザラザラした感触がなくなったかどうか、手で触って確認すると分かりやすいですよ」。最後に洗剤を水で流す。
いざ、カビ取り!
主なカビ取り剤には、塩素が含まれている。他の洗剤と併用は厳禁。窓を開けるなど換気に注意する。子どもには危ない作業のようだ。ゴム手袋をはめ、目に入らないようゴーグルをつけるのもいい。浴槽にはカビ取り剤が入らないようフタをしよう。
タイルの目地に沿ってカビ取り剤を吹き付け、10〜15分間放置する。ドアなどのゴムパッキンには、密閉度の高いジェル状タイプを使い、15〜30分。スポンジやタワシでこすらず、効果を待つ。